「文学？ 短編」を含む小説

高校時代に書いた短編をまとめました。

【KAC20221『二刀流』の参加作】 あと数十分で同窓会が始まる。そのとき、ひとりの男が苦しみ、死んだ。それから――。 ＊ちょっとだけ残酷な描写があります。

孤独を恐れる主人公『前田』は川を眺めながら寂しさを噛み締めていた。その帰り道、彼はクラスメイトである『湯波』と偶然にも出会う。孤独と向き合う2人は、答えを見つけられるのだろうか？

宣戦布告と同時に突如侵略された日本は、戦後初の徴兵を行う。徴兵された元バンドマンの真木名が配属された小隊は、南下する敵軍を北海道の釧路川にかかる幣舞《ぬさまい》橋で迎え撃つが･･･

新宿にある有名クラブ『W』で 音と酒に酔う夜。おれは奈々と出会った。 同じ空間を共有したふたりが行きつく先は──。

KAC2022 お題「二刀流」参加作品です。 胸元で羽ばたく黒龍。 ※セルフレイティングに関して、直接的な性描写はほぼ出てきませんが苦手な方はご注意ください。

美咲が学校から帰ると、一つの封筒が届いていた。それには自分の小説のファンからの手紙が入ってあった。彼女は胸を躍らせながらそれを読み始める。

「きのこたけのこ」といえば？ 即興小説作品（お題：いわゆる戦争 制限時間：15分） 初出　2022/02/28 この作品は「pixiv/note/アルファポリス/カクヨム」にも…

ごきげんよう。 私は侍従として、世界を統べる存在である我が王に仕えている。 我らに仇なす魔者どもを順調に掃滅し、勝利を重ねていたある日——我が王は驚くべき行動に出た。 我が王は…

己の胸に手を当ててみた。胸の中心が錐で刺されたようだ。 小さな穴がゆっくりと、しかし暴力的なまでの荒々しさで虚を広げていく。 喪失感が押し寄せてくるのを止められない。彼女が死んだ…

実際この話はこれで終わりなのですが、純文学なので問題は無いはず。 テーマをすごく意識して書いてみたので、そこを見ていただけると嬉しいです。 最初の阿呆みたいな難しい文には大した情…

いつまでも、しこりのように残る後悔。 ひとりの音楽教師が心残りのまま、故郷へ帰郷した──。 小説と短歌をミックスさせた、約3100字の短編小説です。 思い切りよく、桜透空らしく…

短編集。　飽きたら、辞めましょう。

イカれているのは誰だろう。 ジーン。 君だよ。

「君」に、会いに行く話です。

たぶん彼の世界には、バレンタインだの告白だの愛の駆け引きだの、そんな事象は存在しないのだろう。

49日目。最期の最後の夜。 僕は自分の残り香を探しに、今の世界を微睡の中で、この街を走り回って行く。

「羅生門」という物語があります。 それは、平安の世の寂れた京都を舞台に、どろりと荒れる下人の心を巧緻に描いた人間絵巻。 その末に下人は墜ち、暗闇の中を去って行った。 あの後…