「神話」を含む小説

ヒトと呼ばれる命らは尽き、最期の足掻きに宇宙へと綿毛を散らした。 かくして種が根付いた一つの惑星。カミとヒトと生物の楽園。 次世代の神話が、新たな大地で始まる。 テヒルと呼ばれ…

かつて神が人々を管理し、支配していた時代。その軛（くびき）から逃れる為、幾人かの人々が立ち上がり、その果てに彼等は『神殺し』を果たした。 それから幾星霜。彼等が最早神話の存在とし…

【あらすじ】 　少女カグヒメは、祖父母から「始祖」と呼ばれ、そのことに対して不満を感じつつ山奥で祖父母と共に暮らしていた。 　ある日、一人遊びをしていたカグヒメは、突然現れた水神…

　創造主が殺されたシャルト聖戦で、一体何があった？神さえ嘘をつかなきゃ生きられないってんなら、べつに悪魔が真実を渇望したって良いはずだ。 ＊＊＊ ※腐向けのような気がするので…

神話が色濃く残る時代、魔獣蔓延る世界で最も弱い種族であった人間は、様々な手段を用いてその身を守った。その中で、最も強い種族――魔者に生贄を捧げることで生き残った一族があった。 生…

――大人になって気づく。自分はいつも、大人の知らぬ逢魔が時を歩んでいたんだと。 大人になる前の、ほんの数日の、在りし日の熱病の様な、少年少女の短い物語。 熱に伏す”私”は、枕元…

光輝が降り注いだ時、我等は永劫に積み重ねられ、最後の時を待ち望む――掌の上で神が嗤う。

※オリジナルの神話生物等が出ます 私吉田君の考えた神や生き物、設定がメインです。 いくらかpixivに挙げたものも加筆修正してのせてあります。

米国で偉大とされる歴代の大統領たちは多かれ少なかれ神格化され、史実とは別の大統領像が独り歩きしている。その神話を解体してありのままに近い姿を再現してみよう。

　混沌から産まれ、混沌に還る世界。無為に続く永遠を観察し続けるべく、ただ一つ継続する意志を持つ存在・ニャルラトテップの端末である奏氏は、人に砕かれた神・ハスターを操る魔女、アスキ…

16世紀、ドルク。 西の端に位置するこの広大な国では、ノレターの宗教改革による派閥間での戦争に加え、この世ならざるもの【異端】が蔓延っている。 人々はこの【異端】を畏れ、怯えてい…

　神々とも呼ぶべき存在が、人類への接触を百年放置した後、人類が“彼ら”にとって『面白くない』と判断されたなら…… 　人類は、滅びなければならないのか…… 　気弱な主人公、言…

OLfE(Twitter: @OLfEspi)パイロット版に寄稿させていただいたお話です。 OLfEさんの基本理念が「紙媒体での発表の場」であることを踏まえ、紙、それから名前の由…

異世界で神になったハクアは戦争に参加する事になってしまった！ 食事大事！！！！！ フォロワー増やしたい！！

世界樹によって護られている世界に突如現れた男 免れない終末の運命に鍵を握るのは 神に与えられた力を持つ7人の少年少女 使命の為に闘うか 護る者の為に闘うか 今、少年少女達の冒険が…

Ｃ．Ａ．スミスの世界を中心としたクトゥルー神話の連作短編集。

　2022年、日本国政府と異世界『方舟』は共闘により、世界を滅ぼしにかかった破壊神『カグツチ』の脅威を退けた。 　時に2045年、北朝鮮が弾道ミサイルを発射。この危機に、日本を救…

神話の時代、天津神（あまつかみ）に追いやられた荒神（こうじん）スサノオノミコトは、ヤマタノオロチを退治してイズモ国を建国した。 人はまだ少なく、国も若く、八十神（やそがみ）が荒…

対象読者：極東国際軍事裁判所やＡ級戦犯について関心のある人 読んだ本の題名：東京裁判「神話」の解体 著者：Ｄ．コーエン　戸谷由麻（ちくま新書、８８０円税別） 発行：２０１８年１…

ぼっち気味の女子大生、秋月ゆみえは、記紀神話における月の影の薄さを思いながら日本書紀を手に取った。日本書紀の記述に目を疑い、空に浮かぶ月に目を見張る。 通りかかった知り合いと十…