「手紙」を含む小説

冥王星の衛星カロン。 その観測所で動力炉が故障する。 一人残された観測員は最後の時に手紙を書き始める。 この作品は「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレ…

こんな歳になって、また一から人生を歩めるなんて、俺は幸運だな…なぁ…そうだろ？ ある町外れの炭鉱で働くガロウズ・ザゴア。 ガロウズは退役軍人で、戦争で妻と娘を亡くした。 彼…

詩は、大抵の場合、書いたそばから私の手元を離れていく。 どうしてこんな言葉を書けたのか、今となってはもうわからない。 それでも、誰かに読まれたいと望んでいるのは確かなので。 壜…

とある小さな村で少年が発見したのは、どこか遠くへ続く、地下通路への入り口だった。その先には何があるのか、好奇心に駆られた少年は、離れて住む父親からの手紙を読む。そして、様々な思い…

部屋の掃除中に、偶然、バレンタインディのチョコに添えられてた美沙の手紙を見つけました 黙って消えてしまった彼女からの手紙は？ クリスマスプレゼントにCHANELのバックを買うこと…

お母さんが消えた 村に伝わる魔女の話が関係しているのだろうか

生きる意味が見いだせない大学院生、上条美生のもとに、高校時代に上条に思いを寄せていた青年、霧生仁人からの手紙が届いた。彼は難病を患い、半年後に海外で安楽死することになっていた。 …

「今夜、僕は分裂する」 朝目が覚めると、枕元に謎の付箋を見つけた。全く記憶にないが、明らかに僕の筆跡だった。そんなことがあったから、僕は一日注意深く過ごしたが特にないもない。 寝…

叶わぬ恋の想いを手紙に託す女達。 様々な恋情が交差するラブレター。

　北海道のとある私立高校に通う２年生の六人グループ。彼らにはもはや夢がない。なぜならすでに叶えてしまったからだ。 　スポーツと言えば４年に一度のオリンピックを制し、知力と言ったら…

手紙が語る時間の流れ。

存在しないはずの最愛の娘に送る手紙

面倒事が嫌いな男子高校生――安城真昼は、友人である日野アカリの善意性にいつも振り回されていた。 真昼はアカリの友達である空井野卯月と知り合う。ひょんな事から発覚した彼女にまつ…

タイムトラベラーと、ある一人の話。 （※重複投稿します） ２０２４．０６・１７

ある日真澄のもとに、夫からの手紙が届く。 その手紙の消印は五年前。ある出来事のあった日付であった。 ラジオのざらざらとした音に流されるように真澄は手紙の存在に引き込まれていく。 …

　劉貫詞は、偶然出会った人物から託された手紙を届けるために離れていた故郷へと戻ることとなった。 　ただ、その人物とは――龍であった。 　中国唐代に記された書物、『続玄怪録』より…

革命から数年、王制から共和制に変わった某国。相変わらず処刑人を営んでいた『首切り男』の前に現れた山羊面の男は、さる貴人との文通をするよう依頼してきた。 貴人との手紙での交流で、疑…

受験を控えた高校三年生の夏。 神代幸司郎は片思い相手である薬師寺稔とばったりと放課後の教室で出くわしてしまう。 稔の手には一枚の手紙、それは幸司郎が稔へ宛てた恋文だった。 「この…