「文学」を含む小説

夢みたいだけれど、その場所のことをそこへ行けるみんなで共有できる、本当に夢なのかはわからない不思議な場所への招待状を手にしてから、ぼくたちの夜は遊び時間に変わった。このことは「大…

煙草の揺らめく煙くらいの色んな愛の短篇集。どれも一話完結なので気になるタイトルだけでもどうぞ。

正しく、道を外れず、計画的に。真面目にコツコツ日々を重ねて人に連なり、折れるべきには折れて。 そんな人生が幸せだって、散々言われたものさ。 （ある女の懐古）

一話完結、基本三百文字以下の記録。

今のあなたは本当の自分ですか。 それとも、偽りの自分ですか。 その狭間もがきで苦しむ一人の少女の物語です。

個人的に好きな本を記録しておくための場所です。 わたしは絵本に始まり、児童文学からライトノベル、ノベルス、ミステリー、海外小説と読み漁ってきました。 就職した頃から活字離れしてし…

高校2年の長津碧は天然変人文学少女。夏休みのある出来事を経て、学級書記で茶道部所属のしっかり者、野坂緑との関係性が変わっていく。 既存の百合作品の王道を踏襲しつつ、何にも分類で…

《少年は絶望し、牢獄の鍵をかける。》 ーーミュージカル・『エリザベート』 皇太子・ルドルフとトート閣下等々、作者が愛してやまない作品らを散りばめしオマージュ。 （ルドルフと本…

２０２４年、６月。異常気象や太平洋での大津波、戦争など、世界では不穏なニュースが連続する中、北海道、阿嘉霧市（あかむし）、阿嘉霧極東高校（あかむきょくとうこうこう）のパソコン部に…

撃ち尽くせよ 一瞬としてのライヴ、轟音の揺り籠で 異質にも及ぶ音楽の才能を持つ一谷絢人 望むものはバンドでありながらも、その集合にとっては異物に過ぎないとされる――それでも、…

神戸新聞文芸公募に応募した作品。小説は原稿用紙7枚。随筆は3枚。 腕試しと文章力の研鑽の為、時々応募（発表は隔月）。 挑戦は続きます。忘れた頃にね。 2024/12月、その他短…

日常に潜む不思議な出来事、私たちが普段見逃している人間関係の機微。そして時に心温まるユーモアと、シリアスな現実が交差する物語。週替わりで展開されます。身近な題材を扱いながらも、読…

貴方の罪は、誰かの代償。

　影山 光一は「スタート」と言う言葉に大きなトラウマを抱えていた。 その症状は日に日に悪化し、今や新生児や新生活等、スタートに関連する言葉を聞いただけで、激しい頭痛と目眩に襲わ…

褐色肌の麗嬢・芍（シャク）は、己の過去を知らなかった。 ある日、雇主の依頼を受けた芍は相棒の少年・希井斗（きゐと）を連れて山へと向かい、そこで不思議な人形と出会うこととなる。 そ…

半分エッセイ半分日記

深夜のカレー屋で謎解き始めました。 スパイシーなのは料理だけじゃない。24時間営業で客が僕だけなのに、4人のスタッフが働く不思議なカレー屋『スパイス・オラクル』。 心理学を学んだ…

　帰属という呪縛を解くために、彼は死ぬことも厭わない。 だから僕は、風船を寄る辺なきものにする。

今年で遂に二十歳を迎える大学三年生、「海鳥 凛」。学力は上の中、運動神経もそこそこ、流行りにも鈍感、異性からは煙たがれている。そんな彼にも唯一他者に勝るものがある、そう、水族館へ…