「自身」を含む小説

今日この日、ルルミア侯爵家は終わりを迎えた。 横領、不法、汚職が全て告発されてしまったのである。 「ふふっ、やられたわ……まさか使えないお姉様にハメられるだなんて」 ルルミア…

重税により自分本意な領地経営をしていたカイナは領民から「残さず荒らす蝗害のよう」として、イナゴ領主と言われ嫌われていた。 そんなある日、一部貴族の遊び、小型魔獣狩りの最中に事故に…

　主人公の宮古野　丈（ミヤコノ　ジョウ）は、陰キャでぼっち以外はごく普通の日本の男子高校生であった。 　彼はある日突然、クラスメイトたちや担任教師とともに異世界アダマスへと召喚さ…

　長い戦乱が終わり、平和と繁栄が訪れたフランベル皇国。 　そんなフランベル皇国の商業都市ローレザンヌでは、いつしか〈黒獅子〉と呼ばれる謎の暗殺者が悪党どもを次々と葬る事件が起こ…

大納言家に仕える木葉は、邸の娘である祥姫へと男君を手引きした濡れ衣を着せられた。 邸中の反感を買う中、大納言は祥姫を音羽山へ送り、出家させる意思を示す。 祥姫は条件つきで、それに…

※今作は、更新をストップしていた『ルーザー=デッド・スワロゥ』に手直しを加えたものです。 「雛僧（こぞう）、わたしと契約し、【騎士】（ドラウグル）となれ。我が名は【魔神】ディ…

閉鎖的な村の中で祀られている「白い玉」様をめぐる、五百年の宿業の物語。 八咫(やあた)の村では村人達により、持ち回りで白い玉様への参拝が定められていたが、参拝方法には細かな手順と…

魔女ロア・ルルリエルは、かつて天才だった。 しかし、とある出来事がきっかけで引きこもるようになり、こども部屋魔女として成人を迎えてしまう。 ――十六歳になったら旅に出よ。 代…

とある事情で科挙の受験を断念した辰蘭《しんらん》は、都の片隅で怪異も扱う何でも屋を営んでいる。 君子が語らぬはずの怪力乱心を語る、との諧謔を込めて、名乗る号は子不語《しふご》堂。…

心が闇に覆われるほど、内側から"何か"の声に襲われる。 友人も家族も恋人も誰も闇に気付けない。 自分自身ですら。 人の微々たる変化にはなかなか気付けません。大切な人のこと…

★本編完結済 ★表紙イラストを作っていただきました！ https://kakuyomu.jp/users/o_t_i/news/16817330652614875045 …

　同居していた義妹が、長らく行方不明だったエルマース国第一王子ならぬ第一王女だった事が判明し、傍目には義妹の七光りで魔術師としては国内で最高峰の実力と権力を持つ王宮専属魔術師とし…

貴族や平民などの立場に関わらず、保有する魔力の量が多いほど偉いと言う世界。　　 しかし、長い時間が流れその認識は徐々に薄れて行った。 今はただ、魔力を多く保有しているのは貴族に…

しからば短歌 然らば(そうであるなら) 詩から 叱らないで 優しく読んでね 元々は詩で書いていたもの。 未公開のものから抜粋。(５首の詩のみ公開済み) 自身の詩集から１行エント…

そのダンジョンには、「時を取り戻す」魔法があるという―― 「救国の聖女」と呼ばれた、治癒魔法使いのへカティア。その力は、彼女自身が不死身であるほど強大だった。 しかしいっこうに…

ユリアナ・ファランドール、十六歳。女学院に通う義足の少女に、ある日突然国家反逆罪の疑いが降ってくる。美貌の軍人クラエスによって帝都クテシフォンに連行されることになるが、事態はそこ…

七色書房の七色処方シリーズ　第二部地上編 「月の影 見上げる太陽　～七色書房の七色処方～」 第二弾は、とある少女が住む北の温泉街が舞台です。残酷描写、性描写ありとさせて頂きまし…

【あらすじ】 　アドは死霊術を独学で習得した。 　死んだ母にもう一度会って「ありがとう」を伝えるためだ。 　アドが目指しているのは、死霊術よりさらに高位の死者蘇生術。 　しか…

かつて超常の力を持っていた《祖なる者》等は『共存派』と『従属派』に分かれ、争い、滅び、現代では『神』と呼ばれていた。 最後の《祖なる者》は消滅する直前、世界にある法則を残した。…

世界にダンジョンが出現して１世紀。人類を脅かす魔物という存在は、探索者による動画配信によって今や人気コンテンツとなっていた。 そんな動画配信者を目指す深井戸エイタは、自身が持つ…