「左手」を含む小説

主人公、姫田紅雄はクラスの修学旅行へ向かう道中、バスが事故にあい死んでしまった。 その凄惨な事故によりクラスメイト達も全滅してしまうが、神を名乗る白髪の少年の手によってクラスメイ…

凪いた海を右手に、動じない山を左手に、今日も電車が走っている。

今日も曲がった腰としわがれた声で、町の子どもたちに人形劇を見せていました。 「アンナ、僕は君のことをずっとずっと・・。」 「ヨゼフ、私だって。」 「僕たち、この世界で一緒になれ…

「うえーん。たぬきに私の天ぷらを盗まれちゃったよぅ」 そう言って先輩が部室に入ってきた。 左手に緑のたぬき、右手にお箸を持って。

　羊の手。 　それは十六歳から十八歳の間に発症する奇病の俗称。 　左手の甲に羊の頭のような黒い痣が出た者は、痣が黒から赤くなり、また黒くなった日にこの世から消滅する。 　西出かな…

何気ない大晦日。 けれど、小学生のタケルには唯一夜更かしが許される特別な日。

※なろうでも掲載しております 「署までいらっしゃいな」 「や、や、やってませんってばー!」 　鶴見美術大学に通う二回生の蓑田利己（みのだとしき）は人畜無害だけが取り柄のぼっち…

大学生になったばかりの神木龍之介はいつものように友人の八代勝と大学生活を満喫していた。だがある日、気付くと見知らぬ景色が広がっており、訳も分からぬうちに左手を失った。その世界で出…

痛かったら左手を上げてくださいね。 飲酒後の歯科治療は止血が上手く行きませんから、どうぞご注意ください。

生まれてから三つ歳の間に左腕が自然金剛物へと変化し、やがてその形状はブレードを主とする刃となって行く。星の異常か、はたまた先鋭科学の副産物か、それは誰にも知る術は無い。 ――ただ…

SNS上で一般人のフリをしてある国の政府の政策をヨイショする書き込みを行なっていた者達に、突如として上から「2グループに分かれて、全く逆の書き込みをやれ」と云う不可解な命令が………

私は怒りで右手から炎が出て、冷淡な気持ちになると左手から氷の刃がでることに覚醒した。 日常生活に支障をきたすので親や友達に相談しようとするが、友達は……。

左手で筆を握る。キャンバスの中で猫が鳴く。悲しみに囚われた男の描く絵を眺め、少女は問い掛けた。 「どうしてそんなにも蒼いの？」 答える前と、答えた後。その両方で男は蒼色の絵の…

進化の頂点を極めた主人公ダークンが眷属と共に勧善せずに懲悪しつつ、下は商会から上は国までいろいろ叩き潰したり乗っとったりした挙句、大神殿を建設する物語。 『常闇の女神』への神化を…

京都の交差点で偶然再会したサークルの先輩である“さや姉”。 僕が憧れていた先輩は、少し会わない間にすっかり大人の女性になっていた。 言えなかった思いをしまい込んだまま、きっと最後…

夢月七海さんの自主企画、「同題異話・六月号　見知らぬ指輪（ https://kakuyomu.jp/user_events/16816452220678396488 )」用のお話…

朝、目が覚めると左手がシャコになっていた。 原因は分からない。 ※即興小説トレーニングテーマ「左の反逆」必須要素「体の一部がシャコになる」で書いたものです。

戦国時代の中国 田中は最強の槍使いである。 しかし士官に失敗し、山賊に成り下がってしまった。 ある日彼の前に女賞金稼ぎが現れ、これを返り討ちにする。 だが田中も左手を失うという大…

初投稿作品！！ 高校一年生の浅間雪斗は、ある朝目覚めると左手の薬指に赤い糸が巻き付いていることに気づく。実態がないのかつかめない。果たして赤い糸は何を意味するのか？そして、赤い…