「少年 ボーイズラブ」を含む小説

虹崎天は心臓移植を待つ幼い少年だった。 少年は、アイドルが好きで、いつか元気になったら自分もアイドルを目指そうと考えていた。 だが夢が叶う前に少年の身体は、心臓が悲鳴をあげてしま…

幼い頃、両親を亡くして天涯孤独となった少年。伯爵となった彼はやがて美しい青年に成長した｡そんな彼が愛したのは古い骨董品で見つけた愛玩ドールと呼ばれる人形だった──｡

真面目な部活動少年が、自販機の横でメソメソ泣いてるイケメンに巻き付かれる話

子供の頃、友達に抱いていた友情は恋だったのかも知れない。 これは現実の話ではあるが、どこか幻覚のようでもある。 どちらにせよ時間は戻らないし、気持ちは変わらない。

過酷な旅の途中、飢える間際に助けてくれた美しい青年。人食いの鬼と気づかないまま彼を慕ってしまった少年とかつては自分も人だった青年の話。

　世界平和と人類の繁栄を願って開発された超高性能ＡＩ『ティアマト』が暴走し、人類こそ地球の敵と判定してから３０年。 　ティアマトが生み出した兵器は、圧倒的な物量を武器に人類を追い…

オレは染（ソマリ）の背中に回り、ゆっくりと抱きしめた。彼の白いゆびさきまでオレの体温があたたかに伝わるように、と。 2018年に書いた短篇が発掘されたのでひっそりと公開しま…

日常的に幽霊が見えてしまう日高真汐は放課後、図書館で半透明の男を目撃する。 その日を境に、男の幽霊は何故か真汐につきまとうようになり、さらには真汐が抱えている問題を解決してやろう…

花屋の息子・森村大樹は、店の手伝いをしながら平凡で退屈な毎日を送っていた。 ある雨の日。大樹は店の軒下で雨宿りをする一人の少年と出会う。花が好きで物静かな性格の彼は、どこか近寄り…

天智天皇と天武天皇は未来からの転生者だった。 　僕、中原真人《なかはらまさと》と智《さとる》は義理の兄弟だった。僕が父親、智が義母の連れ子。 そんな僕らが時空の乱れに巻き込ま…

身体が鉱石化する奇病が蔓延する世界 あらゆる欲望が渦巻く芸術都市ラル・パブテスマも奇病に蝕まれていた 病の進行をおさえる薬は最下層でいきる花売りたちには届かない 花売りの館で今…

中学の登校初日、雪見陽は、校舎の入り口で、阿須賀瑞海と名乗る美しい少年に出会う。 阿須賀は巷で有名な問題児で、教室の窓から飛び降りたり、授業中に机に立って服を脱いだり、制服のま…

些細な過ちか。それとも、この上ない絶望か。 人はそれぞれに悩みを抱き、その傷の重みは他人が容易に推し測るべきものではない。 引き寄せられるように門を潜り、男体山を登り始めた男。…

（11/11　第一部が完結しました） 見藤祐護は常夜の小さな異世界『アスタリスク』の管理権を持つ青年。 自分を猛烈に慕ってくる美少年、三ツ森ツカサと二人きり、この異世界で暮らして…

アルビノの少年アントワーヌの前世はRTA走者だった。 今の自分が生きている世界が前世でやり込んだゲームの中の世界だと気が付いたアントワーヌは、この世界を最短手順で攻略したくなる。…

ひょんなことがきっかけで、神さまになった、蟲生津(むしょうず)鳴神(なるかみ)は『ナントデモ 成 (鳴)』と言う、神様・バケモノ・人間まで、誰でも・なんでも相談可能な窓口を運営し…

内気で引っ込み思案な僕は、どこにも居場所がなかった。 しかも、僕はある重大な問題を内に抱えていた。 僕は男のくせに男に恋をしていた。 誰にも受け入れてもらえないこの感情。 自分…

早瀬彼方（はやせ　かなた）は中学三年生。クラスメートの佳月希海（よしづき　のぞみ）に対して、三年間、劣等感と羨望をを持ち続けてきた。 十二月のある日、彼方は進路面談後に希海と教室…

マンホールから落ちたら、そこは、異世界でした。 剣と魔法の世界に迷い込んだ少女は、旅立つ。 空白の歴史と、彼女が異世界に飲み込まれた理由と。それらの真実を探すうちに、彼等は、かつ…

二十二世紀を間近に迎えた世紀末２１９０年。 人間の持つ精神エネルギーを物理的なエネルギー「精気」として利用する技術が誕生したことで、日本国内でも銃器を用いた事件が多発するようにな…