概要
それは果たして、友情か、狂気か。
中学の登校初日、雪見陽は、校舎の入り口で、阿須賀瑞海と名乗る美しい少年に出会う。
阿須賀は巷で有名な問題児で、教室の窓から飛び降りたり、授業中に机に立って服を脱いだり、制服のままプールで泳いだりと、不思議でエキセントリックな行動を繰り返していた。
家族からの価値観の押しつけや、合わない同級生たちとの生活に閉塞感を覚える陽は、美しい阿須賀の存在と、自由を手にしているその姿に徐々に傾倒していく。
ある日、プールに閉じ込められてしまったところを阿須賀に助けられる陽。その出会いをきっかけに、二人は親しい友人になるが、
ある日、阿須賀が起こした事件をきっかけに、彼の幼馴染たちから「悪魔」と呼ばれている理由を知る。
阿須賀瑞海とは、何者なのか。
その自由は、果たして、狂気か。
――――――――――
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?