「「お題で執筆!! 短編創作フェス」を含む小説

天気予報は気温が上がると告げている。僕はお母さんに内緒で防護服を着込むと、雪を見に出掛けた。

社長の運転手として同行した先は病院。そのまま社長は分娩室に入っていってしまった。社長って独身だったはずだけどなぁ……？

孤児院で暮らす私は、ある日「機関」からやってきた女から黒真珠を渡される。 「かくれんぼをしましょう。この宝石を日没までにどこかへかくして。次の朝までに私たちが見つけられなかったら…

　日本とよく似ているが、どこか異なる国、『ジパング』。その中の一つ、滋賀県にある天下有数の巨城、『安土城』の城主である若き女性が、突然、こんなことを言い始めた……。『この安土の土…

これは仕事帰りの会社員、原田哲也がとある神社で出会った、巫女装束を着た狐の少女とのお話。

俺は坂上幸也（50）、小さな物流会社の配達員だ。 その日は雪が降るという予報で、急いで荷物の配達を終わらせようと、ワンボックスの商用車を走らせていた。 夕方になり、辺りが暗くなっ…

あるワンシーンを描いた掌編小説です。

欧風居酒屋Cuore〜クオレ〜 旬の食材を使った自家製パスタやピザ、ふわとろオムレツをはじめとするお料理に、豊富な種類のお酒がカジュアルに楽しめるお店です。 わたし、絹澤紬（き…

ホテルものを一度書いてみたかったので、短編創作フェスを連作掌編で消化しようかと思います。 海の見えるひなびたホテルが舞台です。

「私」は幼いころ読解問題が苦手だった。 それは本を読むのが好きだったからかもしれない。 そして「私」は今試験を作る側になっている。 採点をするというのは大変なもの…

魔王を背中に負って旅をする男の話。

むかしむかしある国のある街に、一人の青年がいた。 青年は昼間は大きな屋敷の下働きをし、夜は寝る間も惜しんで役人になる為に試験勉強に励んでいた。 そして、試験の前日に……。

●カクヨムコンテスト10●お題で執筆!! 短編創作フェス●1週目お題「試験」 僕は就活の二次選考にきている。試験の制限時間は3分。石橋を叩きすぎて壊す慎重派の僕が、深く考えすぎ…

新元素の発見から数十年後、東京の夏は冬になった。 凍てつく中で人々の孤立感は増し、マッチングアプリの利用者は全人口の80％を超えた。 大学生の女の子（わたし）がマッチングしたのは…

ロンドンへの異動が決まった。気が付いたのは、私は彼がいなくても生きていけるということだ。

お題で執筆!! 短編創作フェスの第2回のお題『雪』にちなんだ短編です。 幼い頃、雪の降る日に両親を亡くした主人公ネーヴェは、無理矢理爵位を継承した義理の家族に虐げられる日々を過…

『わたし』、帰宅途中でトラックに轢かれました。 死んだはずなのに思考できてる……？　あれれと思ったその時、右耳近くからイケボが聞こえてきて止まったはずの心臓がトゥンク。 まぶたを…

推しが卒業を迎える日がやってくる。 その日に向かってできることはなにか？