「どこにでも」を含む小説

｢セットで私はいかがですか？｣ 日野杏太郎は自分の耳に入ったその言葉を、ただの聞き間違いだと思っていた。 しかしその翌日、目の前にその言葉を発した本人である澤盛海琴が現れ、ただ…

タイトルの儘。終活しつつ、なんのまとまりもない短編を乗せていきます。断捨離を兼ね。 （相当前のだったり時期もばらばら。手を加えたいのは山々ですが、漢字の間違いと明らかな文法ミス以…

猫好きトリマーの清香が目覚めた先は、どこもかしこも猫まみれの猫天国？！初めは「王妃になるべき人間」だと言われて動揺していたのに、まったりゆったりした猫生を楽しむうち、段々とその気…

星が見たい、どこにあるのだろうと上を見上げる。何度見上げただろう、何度見上げても見つからない､､､。僕はたった一度だけでも良いから見てみたいだけなのに。 そして今日もまた何もな…

どこへいっても順番待ちが発生してしまうこの世の中。 優先案内される権利を手に入れた主人公は快適生活に。 でも、みんな買い始めるとやっぱりもとの状態になり……？ ↓前回の投稿↓…

　目が覚めたら牢獄の中にいた。どうやら姉二人と一緒にスリをして捕まってしまったらしい。しかしおかしい。スリをした覚えはないし、ましてや一人っ子だ。姉二人とやらはどこからどう見ても…

＿＿＿むかし、むかし。 あるところに、綺麗なイーゼルに立て掛けられた、一つの呪いのキャンバスがありました。 そのキャンバスは、誰も触れていないのにも関わらず、ひとりでに絵を描…

　塾に向かう途中の路地裏で藤森ショウタは不思議な光に包まれる。気付いたらそこは百年後の未来の東京だった。 　ショウタは時空監理局員の女性アリサの案内で元の時代へ帰るために時空監…

【前日譚追加】彼が音信普通になった。私は今日も、孤独をかき消すため、街へ繰り出し、酒と恋に溺れていた‥。そんなある日、飲み屋を仕切るボス的存在、シロと出会う。街を歩けば人が勝手に…

いつからだろう。 僕の心に、ポッカリと空いている穴を 自覚して、生きていると実感したのか。 いつからだろう。 目の前の映る景色に、色が失われたのか。 いつから…

―― 機関車は、ゆっくりと動き出した ―― ＊ネタバレが含まれます＊ 高校生の結妃は最近、学校に行きたくないと思うようになっていた。 母は学校を休ませてくれず、通学のため…

どこにも居場所がなく、生きる意味を見失っていた中野美月。死のうとしていたある日、必死の声に振り返るとそこには幼なじみであった矢野蒼空の姿が。 私は蒼空のことが......そう気持…

あらすじ 黒沢カリン、大学三年生。彼女にはある秘密があった。 それは、「自分の本性を隠している」ということ。 大学デビューを果たしたカリンは、心機一転新しい自分としてやり直すこ…

麗しの令嬢・緋簾葦と暮らす楠戸鞠の下に、とあるパーティーの招待状が届く。時を同じくして、緋簾葦に対する殺害予告ともとれる脅迫状も。虎穴に入らずんば虎子を得ず。緋簾葦と戸鞠は、山奥…

今の世の中のひとびとの心をある意味差し抜くような、でも温かい、オリジナルのお話です。　 生きたいのに生きられないひともいるのに、命を粗末にするな！　　 その、生きたいのに生きられ…

　落ちこぼれ魔法使いのソウヤは魔法学校の二年生。けれど、彼は魔法が一切使えなかった。ずっと魔法が使えないままのソウヤに先生は厳しい言葉を告げる。 　次の試験で魔法を使えなければ…

母なる地球を捨て、宇宙船「ノア」に乗って別の惑星に移住した人々は、それぞれ異なる生き物の遺伝子情報を身体に組み込んだ。 移住先の惑星で一人一人の遺伝子情報は取り出され、その情報を…

そこは願いの叶う場所。 全NPCに人工知能を搭載したことで話題になったゲームシェイプデザイアオンライン。 これは様々なプレイヤーの[願い]が混じる世界へ飛び込んだ無口な少女レミと…

「私？　私はみんなから"不吉を連れ歩く"ネビュラって呼ばれてるよ。お、ビビった？」 アルカディア帝国で傭兵兼賞金稼ぎをするネビュラは生まれ付き『聖痕』を持っていた。 黒竜教を信…

空っぽの僕の心にサクラの瘴気が刺さる