「はなかっ」を含む小説

首なしライダーと勝負をする女ライダー、今日こそは勝つと意気込むが──？ ※カクヨムさんの公式自主企画「ご当地怪談」に参加いたしました。不気味で怖い話が苦手な方はご注意下さいませ…

「どうしたら愛してくれましたか」 リュシエンヌ・フロラインが最後に聞いた問いかけ。それの答えは「一生愛すつもりなどなかった。お前がお前である限り」だった。両親に愛されよ…

何もなかったのに何かあったあの頃。

ある片田舎の村に船に乗って学者の一家が引っ越してくる。 学者の息子ケンと村の娘シャリーが出会う。 日々を過ごす中で少しずつ仲良くなるケンとシャリー。 しかし船が運んできたのは素敵…

元より廃墟好きだった私は、同志のブログに興味を惹かれ、廃村集落となった無人島へと足を踏み入れた。未だ生活感の残る島を気ままに探索していると、砂浜にポツンと放置された古めかしい缶の…

幼稚園の頃はヒーローに憧れてた。小学校、中学校の頃はプロのテニス選手に憧れていた。そんな俺の夢は高校に入ってから打ち砕かれる。そんな俺に将来の夢は見つけられるのだろうか。

顔も声も何も知らないし、これから会うことだってなかった。 恋でもないし、友達でもないし、同級生でさえないけど。 でも。でも。でもさあ、 僕はアナタを泣くほど愛していました。 …

『片思い』による一方的な恋をしていた平幸平（たいらこうへい）に恋が実ることはなかった。彼は春の始業式からは『片思わない』という心境でもって恋愛に力を注ぐことを決意する。そんな彼の…

　吉永は、防衛省極秘武器開発局、通称サイボーグ開発局・CDB（Cyborg Development Bureau）に出向している、警察庁警察機構局特捜部の特別捜査官である。 …

高校生の寛人には友達と呼べる人が誰一人として居なかった。 寛人は教室の隅で気配を消し本を読むことが日課となっており、誰とも話すことがなかった。そんな寛人でも中学生の頃には友達…

皆さんは夏目漱石の小説【夢十夜】をご存知でしょうか？　簡単に言えば漱石の見た夢を小説として書き殴った物語です。当然小説として出す物なので物語として整合性が取れるように多少はアレン…

2023年8月5日、前を走る電車が電柱に衝突したことによる停電トラブルにより、空調もきかない列車内で多くの乗客が数時間の立ち往生に遭ってしまった。 仕事帰りの男はそこで苦心の数時…

「――ハハハ！　この世の『幸せな方の』夢を握り潰し、『幸せな方の』希望を根絶やしにしてやる！」 言い方に気遣いながら、魔王は今日も今日とて魔王らしく振る舞う。 早く倒されて魔王…

ねんねんね〜

忘れもしない、昨年の晩夏のことだ。 我が尻を撫でるウォシュレットが牙を剥いたのは 母方の実家へ帰省した折、厠がリフォームされていた。 ----- 以下の企画に寄せて。 ---…

交渉のエピソード。 ほかになかったのでジャンルを「異世界ファンタジー」にしてしまいました。

「人の目が怖い…」 大学４年生の時にある事がきっかけで 周りの目が気になり出し 目立つ事が苦手になった主人公、白石雪菜（27） 地味に目立たなく… 毎日その言葉を呟きながら …

森の奥に住むとあるオークさん。 一人気ままに暮らしていましたが、最近悩みがありました。 それはひょんなことから助ける羽目になった人間――聖女様に居着かれた挙げ句、懐かれたようで彼…

※三話までで一区切りとなっております。 これは怪異の世界と現実の世界の境界がまだはっきりとできていない現代の物語。 主人公紗夜は国防の要とされている空間系の異能の血筋に生まれ…

「この程度のアリバイ工作で警察を騙せると思った木下社長も、大甘だね」 傍らに座る可不可に言うともなく言うと、 「しょせん欲に駆られて、じぶんに都合よく考えた殺人計画など、砂上の・…