「舟」を含む小説

今日、神様から全ての人間に対して連絡があった。それは、電話でもメールでもなく、手紙だった。

　ローランダルク旧市街にて横死した剣豪アズラ＝アドシエルは故郷逝原の夢幻街に流れ着いていた。そこでは彼が斬ったはずの強敵、夢路五郎座衛門斬舟が待ち構えていた。 ※この小説は同人…

俺勇者、３９歳になったばかりだ。……と言っても、すでに３ヶ月経過しているけどな。 ある事を切っ掛けに勇者である俺は、クリーク、イルマ、ソルシエ、ダレンと言う４人の新米冒険者の面倒…

今ではない時代、「天羽」と呼ばれる小さな島国があった。そこでは、神々にまつわる伝承と、「真幌月」と呼ばれる不思議な舟の存在が信じられていた。 これは、真幌月に唄と舞を捧げる「詠姫…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。二百二。

◆大雑把なあらすじ◆ 世界はノアの方舟と伝えられる事件があって一度滅び、いくつもの時代が進むにつれて大陸も消え、海ばかりになっていた。発掘されたエンジンから内燃機関だけが再現され…

どうして気付けなかったのだろう。 外の世界の美しさに。

ロケーション 　・都市と箱舟の中間に位置するオアシス 登場人物 　・アサカ 　・カルマ 　・その他

（『ユメミ森　通行管理小屋』https://kakuyomu.jp/works/1177354054886355483の続編です。） モーフ河　薬屋　アリマス． ゴ用ノカタ　直…

追われる犬居と無限に取り憑かれた鮫島の複雑な友情、充填剤として隙間に挿入される名前のない登場人物の悲哀。藪に隠された箱舟は時を止める矢のごとく、光の速度を追い越して救済のため飛び…

柴田俊宏は、東京で小さなショップの店長を任されるサラリーマン。突然異世界に飛ばされて、見かけたのは武士の集団と服装がバラバラな日本の軍人の集団。しかも、相手の中には勝海舟、榎本武…

相変わらず滑り込みですみません。夢月七海様企画「同題異話・七月号」参加させて頂きます。 SFで、霊視みたいなオカルト要素を入れたら楽しそうだな、と思って書いてみた。 久々のなんち…

舟の船長だった父はもういない。

十六夜姫の番外編。 蒼井いさよ（伊佐宵）、またの名をいざよい（十六夜）。 日常から少しそれると十六夜姫としていろんな出来事に巻き込まれる、いやむしろ巻き起こす。 今回は「炎と…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。七十七。

いつか写真で見た大きくて蒼い空。僕が見る空は排ガスで曇っているけれど、あの壁の向こうなら、外の世界に行けば、蒼い空が見れるのだろうか。 僕らは外の世界には出られない。だけど君とな…

　原初の無。全てが『　』だった。時さえ何物にも及ばず、『　』さえ『　』足りえなかった。虚無の中、『　』から全てを創造するべく、神と呼ばれるものは世界を七日で構築した。 　そして五…

かつてこの世界で、最も発展したのは倉庫業だった。生き物以外ならなんだって、軍用品から日用品まで、全ての物体が電子的に移動する。その生活を支える莫大な基幹インフラは、イデア・エレベ…

下らない冗談を言い合い、甘ったるい愛を交わし、今日も特別なことがないまま『彼』と『彼女』の世界は静かに回っていく。ごくごく当たり前に過ぎていく、ごくごく在り来たりな恋人同士である…