「聖書」を含む小説

本編「万象」小話集です。 本編が長いため、後に書いた小話を本編中に挿し入れようとしても上手くいかず、こうした形になりました。 １「鎌風と大将」（萬相談所・浅黄） 本編「天狗」後…

“人のいうことを聞いてはいけない。 天の声をききなさい。　人の仕事を手伝うのをやめなさい。　お前は自分のするべき仕事がある” その声に従い、俺は現実の仕事を辞めた。 “お前…

わたしの仕事は、聖書を片手に 迷える子羊たちを地獄へと突き落とすこと。 誕生日の朝に蛍光灯が寿命を迎えた。 そんな日であってもわたしは仕事をする。 母を亡くした日から、 …

聖書を長年研究し、牧師の資格までとった筆者が、最後にたどり着いた聖書の読み方。 信者が見れば、激怒間違いなしの内容だが、怒らないでご一読願いたい。落ち着いて読めば、きっとそこには…

神は、世界を創造された。

クリスマスの夜に爆死してしまった陰キャ。　 陰キャはその魂を悪魔に拉致られ、異世界に送り込まれる。　 そして秘本ちゃんの導きに従って様々な困難を強要されるのであった。　 迫り来…

orangeの街。影が犇めく砂漠の世界に、少女ルデは生きていた。自我もなく、ただ花々の枯れ逝く故郷で生死感のない心を、持ち続ける。そんな時の流れに身を置く彼女は、川で拾った鉱石を…

　女看守ヤシマには心配事が多すぎた。 　転生した先で、彼女自身は楽な暮らしを期待していたのだ。しかし、転任先が常に理想の職場とはいかないように、転生先の異世界には心配事が多すぎ…

今際の際にある老修道女の告白。 勿忘草の花言葉は『真実の愛』。 勿忘草に秘められた思いとはなんであったのだろうか。 【お読み頂く前に】 この作品はフィクションであり、っぽい団体・…

群集が苦手な「私」は、喧騒を逃れて郊外と大都市を隔てる川辺を歩いていた。すると、高架下で何やら物音がする。近づいてみると中学生くらいの少女が落描きをしていてーー。 　処女短編小説…

　欧米系の小説には、多少でも聖書（新約・旧約）の理解がないとよく分からない作品が多いと思います。ヘルマンヘッセの「車輪の下」やアンドレジッドの「狭き門」やサリンジャーの「フラニー…

とある古都の裏路地に店を構える、どことなく寂れた外観をした貸本屋「鷹の羽根亭」。 悪魔のような見た目をした山羊獣人の店主が出迎えるこの店に、並べられているのはありとあらゆる「いわ…

ホーリーバビロン。 聖書というものがある。 ホテルの一室なんかにそなえてあったり、牢屋で罪人に渡されるあれだ。 序盤しか読んだことはないがキリストはこういう。 汝、隣人を愛せよ。…

2099年、今より未来のお話。 AI技術が発展し、人と隣に立つ存在となったAI。 その存在は、徐々に大きくなり、携帯からミサイルまで、様々な所にAIの存在が知られるようになった…

本作品の主人公は人類である。 イブが食べたのは知恵のリンゴではなく、豊穣神の失敗作だった！？ 失敗作で満足した人間に、豊穣神大激怒！　もっともっと美味しいものを食べさせるために、…

朝から晩まで“罪と罰”の話をしていたジェレミーがいなくなり、いつものふたり（ニックは無視）の教会の日常生活が戻ってきたはずだった。 そんな中、教会に姿を現したのは、ディーンの“４…

変わらない日常世界、平凡（プライベート）空間に神の遣いが舞い降りた。そして生か死の選択を迫られ、週６で異世界に行き、恋をしなければならなくなった。

あなたはまだ私を愛していますか。 これは陰険な手紙から始まった恋だ。 少女は死んだ初恋の人に手紙を送ったが、1年後には返事が返ってきた。 返信者はこの世を去った彼に高度に似ており…

合理的な自由主義神学を学んだ北川、福音主義を信条とし信仰の道を歩む御供。それぞれが教誨師となり、死刑囚と対峙しながら自らをも省み、生とは、死とは、神とは……考え、悩み、分かったと…

前ローマ教皇ベネディクト16世が、2022年12月31日にお亡くなりました。 退位されるちょっと前に、pixivで原始キリスト教のお話を書いたこともあり、私には思い入れの深い方…