「古本屋」を含む小説

古本屋の店主と北野さんに関する短い記録。

詩には子供のころから毎日のように通っていた古本屋があった。 古本独特の匂いと、他愛ないおしゃべりが、大好きな時間。 でも、ずっと同じではいられない。時間とともに、人は変わっていか…

平凡な万年筆だが、カレンにとっては大切なものである。亡くなった祖父の形見であり、これで書いた脚本が高名な新人賞で佳作を獲ったことで、カレンは演劇人の仲間入りを果たしたのだ。

大学から遠く離れた極寒の地に立つ聖ゲオルギー寮。 そこはあまりに長く深いため、寮生からはダンジョン寮と呼ばれている。 そこに住むミノタウロスのアリステは、図書館司書に「未返却の資…

くだらない毎日。古本屋で出会った一冊の本。それは夢の世界への扉。

ダメ男子大学生の坂本鼓(つづみ)は、バイト先の古本屋で物置の蔵書整理を命じられる。 埃だらけの本を検分してたら、アレ？　この本だけ埃がつかずにピカピカだ。 「なんて書いてあるん…

とある地方都市の寂れた駅前にある古本屋『ミレニアムブックス』。 古本屋と名乗っているものの、レトロゲームへのこだわりが尋常ではない。 そんな古本屋で、日々ゆるくレトロゲームを楽し…

【第33回フリーワンライ】 曇りガラス 図書券 勃発した闘争 ＊ワンライ用

田舎の山奥にあるその骨董店のような場所。 一人コーヒーを入れるその青年はなぜそこにいるのか。 カラン。 今日も客が迷い込む。 「あなたは誰の記憶が欲しいですか？」

2018年、ユーラシア大陸で広く信仰されるようになったゾロアスター教は、他の教えをも排斥し始めた。 インド宗教派は一部保護され、東アジア宗教派は精神だけが残り、アブラハム派はレ…

戦争の序曲。 とある都会でも田舎でも無い、一流でも三流でも無い大学に通う女子大生・舞塚美月。 彼女はセドリで生計を立てるそれなりの苦学生。 彼女は魔術書専門のセドリである。 キ…

ゲームとアニメ鑑賞が趣味の、35歳のおっさん。 ある日古本屋で買ったうさんくさい本により、美少女として異世界に転移してしまったおっさん。 美少女魔法使いユーキの笑いあり、バトルあ…

　身体を壊し、帰郷して就職に漕ぎ付けた『私』が勤める古本屋に、ある日、山羊の面立ちをした人物が客として現れる。幾度かの来店で自分以外にはそうは見えない様子と分かった『山羊の人』と…

自立部なる部活動に所属することになった本作の主人公熊谷健一。 自立部のモットーは、自分自身で何かを表現できるような人間として自立を促すことができるようになるための部活動というもの…

【梗概】 江戸の商家で下女奉公していたお藤は、色恋沙汰に巻き込まれて職を失う。一方、若い娘達の間で『見聞男女録』という公家物の御伽草子が流行り出す。だが、その本には陰謀めいた秘密…

古本屋のトイレから異世界転移。 迷子の幼女の母親探しをしていたら、幼女誘拐罪で逮捕！？　しかも死刑だって！？ そんなテンションで始まって、しかも終わりかけてる、俺こと朝凪湖月の異…

主人公のリョウコは都内の出版社に勤める恋愛よりも仕事に生きるアラサー女子。 そんなリョウコの楽しみは休みの日に深夜のコンビニに行くこと。 いつものようにコンビニに行くと、着物姿で…

不思議な不思議な古本屋。 訪れるのは悩みを抱えた者。 その人は、ある本を手に取る。 ……お代はいらないよ、手にした瞬間にお代は頂いているからね。

　第一話　深夜徘徊しませんか？ 土曜の夜に愛車のカブ改で走り回る深夜徘徊を趣味とする少年は、徘徊先の古本屋で一人の少女に出会った。 　 　第二話　カブ・ハンター ～forest …