「わからずや」を含む小説

今回も締め切りを守れなかった作家、久崎は怒り心頭の担当編集から逃げていた。成り行きで謎の青年も合流するが……。 売れない作家と訳アリ青年がドタバタしながら心霊現象を解決したりし…

コンテスト用あらすじ※ネタバレ有り かつてこの国を支配していた悪逆非道の王と王妃が、革命蜂起によって断頭台の露と消えた、その数年後。 魔法と生地とクリームで、菓子を作る「パティ…

恋というものがどんなものなのか、今まで誰かを想うことがなかった桃城遥花は、ある日後輩である佐伯彰人と出会う。何気ない日々を過ごす中で少しずつ変わっていく関係。しかしそれは突然終わ…

これは、この世とは違う世界の価値観を長く見ていた者がいた。 名は黒邪竜・ラプトという。その名の通り、黒い鱗に覆われ、赤い瞳をした竜。性格はいつも穏やかで内向的である・・が、機嫌を…

　水戸夏人のあだ名は「納豆」だった。 　彼は幼馴染で女子柔道部のエース、九条院浅葱に毎朝柔道技をかけられるという日常を送っている。浅葱に勝てたら付き合ってもらえるという約束を信…

大体１話完結です

　お母さんの葬儀のあと、金木犀の咲く庭で優が泣いていると、小さな女の子が現れて言った。 「お兄ちゃん、なんで泣いてるの？　男の子は泣いちゃだめなんだよ」 　女の子は赤い漆の椀に庭…

少年は私で、私は見た目だけが大人になった少年である。 少年はヤングケアラーとして精神病の母を支え、カルト宗教の信者二世として神を崇め、モンスターペアレントの子どもとしていじめられ…

１０月３１日　２３：００　虹のように光る流星が夜空に流れる。異世界との世界間接続魔法による魔力の流入の光を、人々が流星と錯覚したのだ。こうして異世界と繋がった平行世界の日本にて、…

生まれ持った髪の色によって、異なる能力を持って産まれる世界に――なった。 いつからかはわからない。しかし世界の形がそのようになってから、黒い髪の持ち主は段々と数が減っていき、ア…

　かつて“鬼神”と恐れられ、数多の修羅場を生き抜き百戦錬磨を体現せし男がいた。娘も同然の少女、それに己を“鬼”から引き戻してくれた仲間たいのため、総計二百と五十にものぼる反社会勢…

かつて守護竜の愛した大陸、ルゼリアがある。 その北西に広がるセシュール国が南、大国ルゼリアとの国境の町で、とある男は昼を過ぎてから目を覚ました。 大戦後の復興に尽力する労働者と…

メイデアの森に住むエルフ・ルルエティーラはある日唐突に前世の記憶を取り戻した。 そのきっかけは、頭を打ち、更に肉が焼かれる匂いを嗅いだせい。 200年草ばっかり食って生きてきた…

一話完結。3944文字です。

リナは伯爵家につとめる侍女。平民根性が染みついたごくごく普通の少女だが、伯爵令嬢と年や体型が似ているため、しばしば令嬢の身代わりとして嫌なしごとを押し付けられていた。 そんなあ…

初めてて、登場人物がバラバラになってます。 日向と、葵がメインで出てきます

冬流は双子の兄である冬伊と比べて地味で大人しいことで酷いいじめを受けた過去があり、それがトラウマになっている。いじめられて転校して以来、本来の自分とは正反対の、明るくて元気でバカ…

ふと人の人生が気になる時がありました。でも話を聞いたりしてもその人の人生はわからないと思いました。だから作ってみようと思いました。どんな人間と出会ったか。そしてどんな生き方をした…

夢がない、自分の好きなものがわからない。 高校２年生になっても黒崎遥太は自分の将来が見えずに悩んでいた。 そんな中、むっつり同級生に、ひねくれクラスメイト、思わせぶりな先輩と小動…

クラスメートの嫌がらせが原因で絶交した、鈴木ゆらりと由良水都。 絶交から八年が過ぎ、高校生になった二人は、再び同じクラスに。 でも、視線も言葉も交わしていない。互いに、相手が見え…