あの雑紙、分別しました!〜グータラ妻のダメダメ夜話 再び

たまきみさえ

第1話 ゲームの功罪。

私のことを忘れないでいてくださった数少ない方々、お久しぶりです。

もしかしたらいるかもしれない「はじめまして」の方々、お初にお目にかかります。


第1話目は、前作『あの雑紙、捨て忘れました』が不本意にも下らないゲームにハマったという話で終わってしまったので、こうなったら、その話の続きから始めようかと思っています。


ちなみに、第1話は分別しません(笑)



ゲームの話。

と言いながら、相変わらず具体的なゲーム名はちょっと恥ずかしくて言えないんですけど、要するに育成シミュレーションと呼ばれる類いらしいです。


ちょっとプレイしてみるだけでポイントがもらえるという惹句につられて、ちょっとやってすぐにやめるつもりでした。


実際、やめたんですよね。やめるっていうか、最初から続ける気もなかったんで。


それが、1週間くらい経ってからか、ふっと「アレって、あのあとどうなってるのかな?」とちょっと覗くだけのつもりでログインしたんです。


そしたら当然、前回の続きの画面が表示されるじゃないですか。

私がいない間にも、時間が経つと勝手にゲームも進んでいて……するともう、その先がどうなるかやってみたくなる仕組みになってる? んですよね!?


というわけで、まんまとハメられまして、それからずっとやってるんです(。-_-。)


今までは、やりたくない仕事や家事の逃避先がカクヨムだったのに、このところそれがゲームに取って代わられていて、それで「お久しぶりです」という体たらくになっておりました(滝汗)


アレですね、こういうのって、トシ取ってからの浮気の方が厄介だって言うのと同じで、今まで経験したことのない世界にいいトシしてハマると、キズが深いです。


今日のタイトル、「功罪」ってことで言うと、「罪」の方の一番はカクヨムの時間がそっちに取られるってことなんですけど──


それに加えて、体まで壊しそうです。

ハマって最初の数日は夢の中でもずっとゲームしてて眠りは浅いし、ゲームが気になって何度も目が覚めるし、起きていても、ふと振り向いた時に、今ゲームのキャラクターが視界の端を横切った!? って二度見したりして、つまり幻覚が見えちゃうくらいな沼状態で。


なんなん、これ!?


自分でも呆れてました。

そして、それでもやめられなかったという。。。


しまいに攻略サイトまで読みふけったりして、ますます目はショボショボ。肩は凝るし、マウスを持つ手は腱鞘炎になりそうになったし、睡眠不足で目眩はするし、そのうち倒れるんじゃないかと思いました。


それでも、やめられなかったという。。。(大事だから2回言う)


そして、そんなに睡眠不足続きなのに、朝弱い私が、ゲームのために起きるんですよ。

バカなの!? 私!!


だってね、ミッションがあるんです。

別に、それをクリアしないからって死ぬわけじゃないのに、ゲーム漬けになって死にそうになってる私。


誰か止めて!


でも、夫のM夫くんに内緒にしてるので、誰も止めてくれる人はいないんですよ。


そしてまた、M夫くんに対して秘密が一つ増えてしまいました。。。


こんなことしてて、何の得がある??


だけどだけど。

ここに思いがけない「功罪」の「功」の方もありまして。


このゲーム、何もしなくていい時間もあるんです。しなくていいと言うか、できないと言うか、待つしかないと言うか。


なので私は、その合い間の時間に仕事やら家事やらを詰め込んでやっていたわけです。


これが、なーんかいいんです。


ハーバード大学とかジュリアード音楽院とか行って、優秀な成績を修めた方いますよね。

あの方が、5分刻みのスケジュールで物事をゲームのようにこなす生活をしてて、それで脳が鍛えられるとか、楽しくノルマが達成できて小さな成功体験の積み重ねが糧になるみたいな話をしてて、すごいなぁって憧れてました。


でも、グータラな私にとって、5分なんて、ちょっとソファに座ったら何もやらないうちにすぐ過ぎちゃうので、絶対ムリ!! なのです。


それが、思いがけず、ゲームが私にとってちょうどいいくらいの時間の区切りを与えてくれるんですねぇ〜。

しかも、早くゲームに戻りたいので、その空き時間にやると決めた仕事なり家事なりを絶対に終わらせる! ってなるんです。


おかげで、ずっと先延ばしで放っていたちょっとした雑事(○○を直すとか、●●を片付けるとか)までもが、いくつも完遂されました。


こんなにサクサク行動してる私、自分史上初めてかもしれない!?


ゲームにこんな効能があったなんて。。。


目下、この空き時間をカクヨムにも当てるようにしようと画策しています。

画策なんて大げさだけど、この空き時間がカクヨムにとってはちょっと短いと言うか……それに、カクヨムはカクヨムで、ひとたびページを開くとこっちに夢中になっちゃうので、あっちのミッションが。。。(汗)



と、まあ、そんなこんなの毎日を、この数週間過ごしておりました。

今は、あっちもこっちも丸くおさまるような時間の使い方を、がんばって身につけたいと思い始めているところです。


てか、いいトシして、いつまでゲームにハマっているのか見ものですな、と自分では思ってて、ある日突然、すっと冷められればいいな、とも。


そうやって、また一つ大人になるんだ、私!

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