「「赤いきつね緑のたぬき」」を含む小説

私の愚痴を聞いてほしい。 今ではもう笑い合える日のことを。

小さな家具屋ポンポールで働く大柄なゴウは、緑のたぬき天そばが大好き。お昼に啜って仕事に励みますが、徐々に客足が落ちていきます。 赤いきつねうどん派の家具屋店主と出会って――

日曜のお昼って何食べる？ 作るの面倒だし、外ご飯もちょっとめんどい。 だったらさっくり食べれる「赤いきつね」と「緑のたぬき」でしょ？ しかし人には好みが有って、人は分かり合えない…

何でこんなことを思いついたのだろうか。

二歳の息子を育てる“私”は、棚から賞味期限間近の即席麺を発見する。思い出すのは、まだ息子が赤ちゃんだった時のこと。 「幸せしみるショートストーリーコンテスト」用の作品です。

「妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養がいくんだから、食事には気をつけないと」そんなことは分かってる。ちゃんと気をつけてもいる。 だけどそれでも、口が、頭の奥底が、これを食べたいって言っ…

まさかの恋愛です。少しだけほっこりします。一切反省していない。

開いたドアから漂うかつおだしの香り。 瞬間、僕の脳裏にあの日の記憶がフラッシュバックした。 オンラインゲーム、夜食、深夜のコンビニ、週刊少年ジャンプ。 甘酸っぱくない恋の始まり…

大学の先輩と後輩の、とある晩の出来事。

恐面の魔王だが､大好きな【チューし隊】のユッピーの前では借りてきたネコみたいに初心《うぶ》になり､ボクが魔王の代わりに告白することに……。

大みそかの雪山。ひとりの男が吹雪の中、ビバークしていた。 妻子とは別居。ひとりさみしい家にいたくないと、雪山をのぼったのだが…… 眠気にいざなわれ訪れた世界には、世界一かわいそ…

社会人になり、立場が上がるにつれてデートの内容がどんどんランクアップしていく。 いいけど、よくない。 だって私は、今も昔も変わってないから。

「赤いきつね」や「緑のたぬき」のように、兄の想いがじんわり伝わるハートフルストーリー。 　俺には俊也（としや）という三歳年下の弟がいる。俺はまだまだ甘えたい年齢だったが、俊也が産…

クリスマス・イブの夜、ごちそうを求めてさまよう父と娘。 たどりついたのは――。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテストに寄せて書きました。

「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテストにて『赤いきつね物語賞』を受賞致しました！　ありがとうございます！ 双葉の元には今月も一箱の贈り物が届く。 そ…

妻が寝込んだ。年末に。 大掃除も、おせち料理も、年越しそばも、用意ができない。 けれども、娘と息子は帰省してくる。 どうなる、今年の我が家の年越し!?

君がいる。それが、僕の幸せで。君といる未来のためならば、僕は何度だって世界に抗う。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト！ 空前絶後の「『赤いきつ…

「赤いきつね」と「緑のたぬき」―――。 それぞれに美味しさがあって、それぞれに良さがある。 だからこそ、惹かれ合う存在だったんだと思う。 これって恋愛と一緒だと思う。 これは、…

コンテスト用に短編を書きました。 なんでもない日常の少し幸せな出来事です。