いらないのに毎月送ってくる荷物私が好きなのはこっちじゃないっていつも言ってるのに送ってくる赤いやつ忘れっぽいのかなんなのか?その陰にあったのは母の愛でした
母の愛情は5分以上かけられているのに、あかいきつねは、たった5分でできちゃうんですよ。そこがすごいと思うのです。
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子は自分が思うほど、母の自分に対する、暖かな〝マニアックさ〟を知らない。母はそんな〝マニアックさ〟を、結構自覚できていない。そして時々、とんでもない嗅覚で、子の危機を無自覚に察知してしまうのも母だ。子は、親元を離れてその〝マニアック〟な暖かさに触れた時、初めて実感する。母親は、偉大だ。そして読了して、母がしみじみと、柔らかく、でもどこか寂しさを携えた笑みで、ダンボールに荷を詰める姿を勝手に想像して、勝手にうるりときている私がいる。
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