緑のたぬきと魔王😈⚡と【チューし隊】✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕

オズ研究所 《《#横須賀ストーリー紅白

第1話 何びとたりとも我輩の邪魔はさせん✨😈✨✨

 今年一番の寒気の中、ようやく自宅へ到着すると、すでにリビングにはあの方がいた。

 


「あァ……(⑉⊙ȏ⊙)!!」

 こたつに入って、ボクの帰りを待っていたようだ。



《よォ……✨😈✨..☆゚.*・。゚ 遅ぇよ!!》

 まるで自分の部屋のようにくつろいでいる。


「うゥ……(;ŏ﹏ŏ)!!」

 また今日も来たのか。

 このところ毎日のようにボクの家へ現れる。


 魔王だ。



 鬼瓦みたいにいかつい顔をしているが、こたつに入った姿はヤケに可愛い。




《グワッハハ……!! ポチ、ご苦労!!》

 満面の笑みを浮かべ、緑のたぬきをすすりながら挨拶をしてきた。

 顔に似合わず、意外とフレンドリーだ。



 恐面コワモテなので笑顔なのか、怒った顔なのか、最初はじめは良くわからなかった。



 緑のたぬきの香ばしい匂いがリビングに漂っている。匂いを嗅いでいるだけでお腹が減ってきた。



「いやいや、ご苦労ッて、ボクはポチじゃありませんよ!! 保志です!!」

 


《構わん😈✨ ポチで!!》

 魔王はボクのクレームなどいっさい聞かない。


「いやいや、構いますよ!!

 保志ヒカルですからァ……!!」

 何度、訂正してもなおす気がないようだ。


《ちょうどポチの分の緑のたぬきが出来上がったようじゃ!! ほれェ!!》

 出来たての熱そうなカップ麺をボクの方へ寄越した。



「ああァ……!! またボクの緑のたぬきを食べてるンですかァ……ヾ(*’O’*)/」

 さすが魔王だ。他人の家なのに、まったく遠慮がない。



《寒い日は、あったかい緑のたぬきに限るじゃろォ!!》

 しかも魔王はボクの話しをいっさい聞かないようだ。



「いやいや、どんだけ無断でボクの緑のたぬきを食べるんですか!!」

 こたつの上には『赤いきつね』のカップ麺の空き容器が、いくつも転がっている。



《構わん!! 我輩は好きな時に好物を食べる!!

 何びとたりとも我輩の邪魔はさせん!》

 さすが魔王だ。傍若無人にも程がある。




「うゥ……(⑉⊙ȏ⊙)!!!! マジですか」







 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*

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