「見たくない 短編」を含む小説

大陸が不死人に占領された未来、残された人類は南の孤島に隠れるように暮らしていた。平穏な日常を営んでいたが、長くは続かなかった。父親と漁に出ていたフミコは海であるものを見つける。そ…

【「第3回 角川武蔵野文学賞」中間選考通過作品】 　友人女性に誘われて、武蔵野を見て回る主人公。日帰りツアーのはずだったが、途中で予想もしなかったトラブルが発生する。

高山星輝が頼まれたのは小さな荷物を届けること。届け先の山寺で、高山が見たものとは。

タンポポちゃんの感動と、カラス君たちとの協力を描きました。どん底に落ちていたタンポポちゃんが見たかった大空のためにみんなで協力するという物語です。

毎年盛大な花火大会が催される華の島。剣道部の部員達は全員で花火鑑賞に行くことになったが竜樹一人だけが断った。心配になった幼馴染の沙羅は、浴衣姿を見てほしいと花火大会に誘う。しかし…

窓からは青い空に浮かぶロケット雲が望めた。いつかこの冷たい空間から抜け出して、あのロケットに乗って広大な宇宙へ旅立つことを願う優里奈。 彼女はいつも夢を見ていた。硬い氷層に閉ざさ…

これは、あくまでも夢の話です。 夢オチなんです。 「夢オチの話は面白くない」というツイートを見て、「逆に、夢オチ前提に話を作ったら？」という発想で書いてみます

あらすじ…見た目は冴えない高校生・東城空吾。そんな彼の幼馴染は、天才柔道美少女と名高い天狼院サラ。嵐のようなサラに振り回され、空吾の平穏な日常は終わりを告げる。そして望まむまま入…

　僕はとある崖に来ていた。崖の下には海が広がっている。 僕はそこからの景色を見ながら読書をするのが好きで、ほとんど毎日来ている。 今日は綺麗な茜空が広がり、非常に綺麗だ。 　いつ…

新幹線の点検をしていた大野浩二は転んだ拍子に見たことも無い空間にエスケープしてしまう。 エスケープ先では不思議な出来事が起こり、そのエスケープを裏で引いているのは意外な場所だった…

揺れる紫煙を見て、心の奥にしまっていた記憶が蘇る。 青年は自覚する。 自分は異常なのだ、と。 ＊注意事項＊ 男性同士の性的なシーンがあります。 苦手な人はご遠慮ください。 ク…

就職活動がうまくいかず、お祈りメールが届く毎日を送る『私』。 その日も面接で大した手ごたえもなく、落ちたんだな、と思いふらふらと歩いていた。 そうしているうちに、夜の海にたどり着…

「はーいそれじゃあ今日の番組と配信はここまでっ！　見てくれた人あっりがっとぉ～！」 　語り部の久田見恵美（くたみえみ）は某地方の女子大生にして、２．５次元バーチャルアイドル光城…

フェンスの向こう、屋上の淵から私は夕方の街を見る。 そこには人間の営みがぽつぽつと暖かく光っていて。 私はそれを見て、どうしようもなく絶望した。

人生に絶望し、アパートの一室で首つり自殺を試みるとある男性。 そのとき見た幻覚は、小さかったころの自分だった。 子供のときの純粋な夢を思い出し、男は走馬灯を見た。

「僕」と「君」の長くて短い花火鑑賞。 夜空を彩る花畑よりも綺麗なものに気づいてしまった。 こんばんは、モンタローです。 私は今年一度だけ花火を見に行きました。 折角早めに場所取…

墜落した宇宙船まで案内しろ、と小学生たちが見つけた宇宙人はそう言った。名前はスイゾクカン。どっからどう見ても10代半ばの女の子にしか見えないソイツは、何もかもを失った僕の前に突然…

和也の推しアイドルであるひめはライバルの登場により和也以外のファンを失ってしまった。 口先だけの都合のいい言葉に疲弊していたひめを見て、和也は一生押し続けることを決意する。 …

名作、「いま、会いにゆきます」と「君の膵臓を食べたい」のいいとこ取りすれば、きっと良いタイトルになると思いきや、案外そうでもありませんでした。 タイトルで悩む事って多いですよね。…

ロシアのウクライナ侵攻を見て書きました。当たり前とされている、私たちの生きる権利と幸福の追求の権利は、誰によって守られているのでしょうか？※著者の思想ダダ漏れ作品です。