いま、君の膵臓を食べにゆきます

独立国家の作り方

第1話 タイトルって大事!

すいません、最初からタイトルが噛み合っていませんが、膵臓をどうしたいと言う小説ではありません、膵臓が大好き、と言う方は、期待しないでください、膵臓は出てきません!


最近の小説や漫画は、タイトルでいかに読者を獲得するかに注意をするようになっていると感じます。

昔の映画のタイトルなど、正直普通に見えてしまうものも多いです。

津津安二郎監督の映画などは

●東京物語

●秋刀魚の味

など、正直ストーリーの本題から大きく外れ、そのタイトルを聞いただけでは映画の内容が解りません。

特に、遺作となった「秋刀魚の味」に秋刀魚は出てきません。

まあ、私の書いているこれにも、膵臓は出てきませんので人の事を言えませんが。


最近のライトノベルファンやアニメファンは、タイトルにあらすじを含ませているか、耳障りが極端に良いかを求めているように感じます。


逆に、私が個人的に残念に感じたのが、ハイスクールフリートです。

当初テレビ版では、タイトルが略されて「ハイフリ」となっていたため、どんな内容かがさっぱりわからかったのです。

そしてハイフリの更に悪いのは、灰が降ってきたような印象を受けてしまうことですね。

ですので、私はこのタイトルを見た時に興味が湧かず、見逃していました。

実際は、鈴木貴明さんの力作で、旧海軍の駆逐艦に女子高生だけで運航し、事件を解決してゆくと言う奇抜な内容ですが、面白い内容だったと思います。

これがもし「海軍女子」みたいなタイトルだったら、逆に見なかったと思いますが、ハイフリも、同じくらい伝わらないタイトルでした。


ですので、タイトルって、大事だなあと思います。


それで、私が最近関心しているのが、このカクヨムの中でアニメ化されるようなレベルの小説は、みんなタイトルに馬力があることです。

あえて言うならば、単語ごと分解して繋げても、なんとなく面白そうなタイトルになる、ということです。

現在開催中のアニメ化作品特集にあるタイトルを並べてみます。


●継母の連れ子が元カノだった

●勇者、辞めます

●ひげを剃る、そして女子高生を拾う

●スーパーカブ

●慎重勇者

●彼女が好きなものはホモであって僕ではない


さすがアニメ化作品だけあってタイトルが面白そうなものばかりです。


で、これを、パーツごと分解して色々繋げて、ちょっと試してみました。


●「継母の連れ子が女子高生を拾う」

いや、これもう「性描写有り」の作品にしか見えません。ってか、拾うな。


●「ひげを剃る、そして女子高生を辞めます」

髭が生えている段階で、女子高生やってたらダメです。


●「継母の連れ子、辞めます」

何があった?


●「継母のひげを剃る」

お父さんはきっとプラトニックな恋をしたのでしょう。


●「スーパーホモ」

本田技研さん、ごめんなさい。


このように(このように?)、ただ繋げただけですが、実在したらちょっと読んでみようかな、と言うタイトルに見えませんか?

(スーパーホモはちょっと、、、。)

サザンオールスターズの曲で勝手にシンドバットなどは、まさにこの方式の曲名ですし。


えっと、これからも馬力のある作品のタイトルをいじってみたいと思います。


私、真面目な小説も書いてますので、説得力に欠けますが、そちらもよろしくお願いします。



自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した ↓

https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271



決戦の夜が明ける ↓

https://kakuyomu.jp/works/16817139558100621614


PS:どちらの作品にも膵臓は出てきません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る