第2話 「ゼロから始める劣等生」、、ん~読む気にならん

 まさかの第2話です。


 実は私、異世界モノと言うのが昔から苦手でした。

 もう10年以上前です、この異世界という題材は一過性のものだろうと考えていましたし、小説家の知人にも、同じことを話していました。


 多分、事の起こりはゲームなんだと思います。


 ダンジョン攻略方式のゲームが、多くのクリエーターの創造を掻き立てたのだと思います。

 実際、ストーリーを考える上で、意外とオリジナルなものが偶然出来ることもありますから、ある意味ゲーマーとは当事者であり、経験者と言えます。

 それは、実際の経験値が少ない若者に、多くの経験値を授けたことでしょう。


 そして、私は、昔からゲームが嫌いでした。

 なぜか、、、


 それは、私の人生が、ゲームよりもスリリングで面白いと感じていたからです。

 今は少し落ち着いたものの、以前は本当に思いついた事を躊躇なく行う若者でした。

 実際に、命の危機には何度も遭遇していますし、苦しいことも多々ありました。

 では、それらを経験しなければ、小説が書けないかと言うと、多分そうではないと思います。

 ですから、ゲームに時間を割くということが、何かもったいない、と感じていたのです。

 ですので、厳密には嫌いではなく、時間がない、が正解かもしれませんね。

 ところがこのゲーム嫌い、ここへ来て意外な障害となります。

 つまり、ライトノベルの世界観の多くにこのゲーム要素があるため、なんとなく入りにくい、ということです。

 

 「俺はみんなと違う」


 自身を、こう思う人も多いと思いますが、結局振り返った時に、自分の思い出と人の思い出が乖離していれば、同じ思い出を語り合うことも出来ない。

 結論から言えば、みんなと同じものが好きである、ということも、ライトノベルの入口なんだろうな、と思うのです。


 で、前回同様に、今回はアマゾンに出ていた、おすすめライトノベルのタイトルを入れ替えてみました。

 元のタイトルは何でしょう、解りますか?


〇 「はたらく劣等生」

  苦学していることが伺えますね。

〇 「処刑少女の生きる道は間違っているだろうか」

  もちろん間違っています。

〇 「ゼロから始める劣等生」

  劣等生なので、それが正しい方法です。

〇 「司書になるためには生きる道を選んでいられません」

  いや、そうでもないと思います。

〇 「処刑少女に出会いを求めるのは間違っている」

  間違ってます。


 今回は、ヒット年代もバラバラで、有名なものも多いことから、系統が一つではなく感じられます。

 ここで感じるのは、タイトル自体が普通でも、一つ強めのキーワードが入っている、ということでしょうか。

 「処刑少女」「劣等生」「下剋上」、それぞれ、日常ではあまり使わない単語ですね。

 そのため、入れ替えても逆に普通に戻ってしまう、ここにこれらタイトルの面白さがあるのではと感じます

「ゼロから始める劣等生」

 読みたくないですよね、このタイトル!

 そりゃそうだろ、って感じです。

「司書になるためには生きる道を選んでいられません」

 どうも、司書になれない主人公が、思い詰めているようにしか見えません。

「はたらく劣等生」に至っては、そりゃそうだろ、としか言えません。

 つまり、単語のチョイスと文の流れ自体に文才があるのだと思います。

 そして、下記が、その元になっているタイトルです。

 

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」

「処刑少女の生きる道(バージンロード)」

「ゴブリンスレイヤー」

「リゼロ Re:ゼロから始める異世界生活」

「魔法科高校の劣等生」

「はたらく魔王さま! 」

「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」


「ゴブリンスレイヤー」以外は、ショートな文になっているように感じます。

「魔法科高校の劣等生」の、キーワードの散りばめ方は素晴らしですよね、魔法科高校という単語の時点で、何かが始まりそうですし。

 ゴブリンは、申し訳ないのですが、元々のゲーム嫌いで、あまり私には響かないテーマですが、ハイスコアガールのアニメ化関係者と話ていた時に、ゲームをやっていない人が見て面白いと感じれるかが勝負でした、と話していて、とても好感を持った記憶があります。

 実際、アニメ版は素晴らしいと感じましたし、それが伝わってきました。


 私がどんな経験をしていようと、それが読者に伝わらないとまったく意味がない、これは本当に感じます。

 そこに、どれほどのギャップがあるのか、私自身も興味があります。

 私のワクワクが、読者に伝わることを祈りつつ、、、。



参考までに、私が現在書いているものです。

(伝わるのでしょうか?)


 自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した ↓

https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271



決戦の夜が明ける ↓

https://kakuyomu.jp/works/16817139558100621614



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る