「ミステリーかも」を含む小説

　小野里静佳の隣人が道楽推理作家の西野修平であったことは不幸だった。静佳はいつの頃からかセンセのアシスタントを担当するようになり、今では本業である高校生活の大半を犠牲にして、振り…

草原の遊牧民族の少女ツェグナは、叔父がかつて起こした事件の償いとして、敵対する部族に嫁ぐことが決まった。諦観と期待をもって旅立った少女はしかし、自分と同じ経緯で嫁していた姉アムタ…

　嵐の夜、聖騎士団により捕縛された凄惨な事件の首謀者はレインフォルト=アーデルハイムと名乗り自らを医師と称した……。 　その13年後、任務中に禁足地となり事件と共に名を消され打…

ミステリは主に謎と解決で構成される物語です。「そんなもん思いつくかぁ！」みたいな奇想天外トリックや、論理に論理を積み重ねて糸をたぐるように犯人を指名する名探偵、読者の予想の斜め上…

「小林探偵と、いくらの事件帳」は、平穏な町を舞台に展開するミステリー小説です。ある日突如、町中にいくらが散乱する奇妙な事件が発生。この珍事件を皮切りに、一連の爆破事件と連続殺人が…

華輝の国にはとある噂があった。 　その噂は夢の中で未来を予知し、その街に降りかかる問題を解決する少女がいるというものだった。 　やがて、その噂は皇帝の耳にまで届き、少女はその能力…

高校2年生の竹村　涼人(たけむら　りょうと)は夏休み最終日、 ナンパに遭っていたギャルを助ける。 「お礼をさせてください！」 「いや、そういうのいいんで」 「そんなこと言わないで…

昼は普通の高校生活を行い、夜は占い師の仕事をしている二面性を持つ男子、明。彼は、自分に異常なまでに依存してくる少女ーー暁月摩耶に怯えていた。 彼女には明の過去と繋がりがあるようで…

小学生の時に体験した実話。 この日は子ども会で潮干狩りに来ていた。 貝を掘っていると、少し離れた場所にいる友達が目についた。 すると突然、その友達が海水が溜まった窪地に駆け降りて…

水森警察署で警察官として働く佐伯承夏。そこで起きた事件を描く。対話中心で物語が進んでいきます。気になる点、よかった点などあれば気軽にどうぞ。

何となく書いた短編集。ティータイムのお供にいかがですか？

【第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考突破】 伽藍胴殺人事件── それはあまりにもおぞましく淫靡であり、凄惨を極めた事件。 田村凛花《たむらりんか》の美しく儚い容姿。 …

現在40☓☓年、宇宙の何処かにあるこの世界は殆どの人が異能を持っていた。また、それに該当しない人でも考えられない程の高度な知能、身体能力等を持っている。…主人公を除いては。 主人…

住むと運気が吸い取られるという家。 今回はその家にかつて住んでいたある家族の話。 1話完結の短編ホラーです。

自殺志願者だけが参加できるミステリーツアー。 連れていかれたのは小さな村だった。 そこで始まる奇妙な共同生活。 悩みを抱えた人たちの再生の物語です。

主人公、シャーク・リブラは裁判官である。 王国の法を司る立場として、王族、貴族、宗教家たちとは別の権限を持つ組織である法務省に勤めている。 また、彼の能力はどこにでも裁判を行…

いつからか、ある街にはこんな都市伝説があった。それは大雑把に言うと、 『この街の山奥には、何十年も前から時計塔がある』 というもの。 だが街にそんな時計塔を建てたとい…

以前、自主企画に参加する形で書かせていただいたものを自己紹介として再編集しました。自分でもいつか自分の作風についてまとめたいと思っていたので、皆様もこれを読んで私という作家につい…