「遺体」を含む小説

――『魔法使い事件』。 そう世間で呼ばれている事件を捜査している伊藤瑠依巡査は、容疑者を追跡中、彼と共に白い光に巻き込まれた。 気付くとそこは動く白骨遺体(スケルトン)達が蠢く廃…

旧市街に建つ白亜の火葬場のオーナー、フランと、秘書兼専属料理人のルゥ。 平和な日々が続くはずだったある日、火葬炉内で遺体が爆発する事件が起こった。 フランは友人のデビッキ司教が何…

「また、女性の遺体だ…クッソ！犯人め必ず…」 霧が濃い街「ベアーズ」この街は霧が濃く霧が晴れることはない。そのため世界一危険な街として言われている。 　そんな危険な街で今とある事…

　父が交通事故に遭って入院して危篤状態。三週間目のある朝、訃報を告げたのは兄だった。四つ年上の兄は円（まどか）が口を聞けば苛立ち、邪険に当たる。母は兄弟の不和に無関心で弟ばかり可…

【習作です】【自分のために晒しています】 ある事情で古いアパートに引っ越した私。 三ヶ月間毎日感じる視線の正体を知ったとき、人生が変わった。 お題：引っ越してきたアパートで怪異…

避難する人々が目にしたプラザの光景は、ビルの階段を下りる間にどれほど恐ろしい事態を想像していたとしても、それをはるかに越えるものだった。焦げた遺体の一部。靴。飛行機の破片。炎を上…

午前零時に始まる残酷なライブ配信動画を見ていた男たちが、一人また一人と闇の中へと消えて行方不明になっていた。 勤め先がことごとく潰れる和高見愛流（わたかみ　あいる）は、十二回目…

▶日本国憲法の改正を経て〈戸籍省〉による人権の剥奪が横行するようになった近未来日本。自分を『動物』だと思い込み某動物園に収容された少年Tが、密室となった檻の中で無残な屍をさらして…

主人公、灰鹿新太（かいがあらた）には、彼女、白山陽葵（しらやまひまり）がいた。 彼女との一年記念日の日。新太は唐突に彼女から別れを告げられる。 そして、その日から彼女は姿を消した…

　問題のある刑事の巣窟、岡濱東署。 　そこに所属する刑事の松井戸は、相棒の河野と共に連続誘拐事件の捜査に当たっていた。だが、捜査は一切進展しない。全くもってしない。そんな連日空振…

これは継承される復讐と呪詛の物語。 以下、第29回スニーカー大賞（後期）用のあらすじ 　マーズ帝国の北部戦域の外れで貧しい生活を送るアルタは育ての親のウルダと暮らしていた。あ…

　東日本大地震。全盲の千佳の母親は津波に被災し行方不明になっていた。被災地を訪れた記者の天城は、千佳の母親の遺体を確認する手助けをするが、千佳から母は津波に流される前に、何者かに…

遺体を預かり、朽ちるのを見届ける「とむらい屋」。幼くしてその家業を担う「ぼく」は、ある日、奇妙なパレードに出会う。 和風なような中華風なような東洋ホラーファンタジ―です。

夏休みのある日、三人の生徒が高校の校舎内で殺害された。 不可解なことに、三人は遺体に奇妙な工作をされていた。 一人は全身に汚水をかけられ、一人は遺体を吊られ、そしてもう一人は…

女ばかりに囲まれて育った高一の篤人には幼少の頃に結婚を誓い合った許嫁がいた。夏休み前にやっとアドレスの交換を済ませたが、いくらメールを送っても相手からの返信は来なかった。そんなあ…

架空都市K県でスーツケースに詰められた男の遺体が発見される。殺された男は、県警公安課のエスだった――K県警公安第三課に所属する公安警察官・新宮時也を主人公とした警察小説の第一作目。

闇に閉ざされた教室で、女と少女が水平思考ゲームを始める。 豪雨の影響で橋が水没、山中のシェアハウスが外界から孤立した。 一人の男が遺体となってみつかる。状況からして事故でも自殺で…

「葉山小学校の図書室で児童が一名、遺体で発見されました。警察によると死因は病死とのことでした」 　ニュースではそう伝えられていたが、実際は違うと探偵部に持ち込まれた依頼の主はそう…

行方不明になっていた男性の遺体を風景撮影に来ていた写真家の大河原浩平氏が発見し警察へ通報した。 　毎年訪れては秋の風景写真を撮影している同氏によると、最近、木澤集落（現：電力会社…

母が亡くなり、渋々実家の遺品整理をすることになった女性。 最後の遺品から、瓶詰めの赤ちゃんの遺体が見つかった。 それは、生きていれば彼女の姉に当たる人物だった。 インタビュー形…