魂を売る黒い天使と甦りの奇跡

乃木ちひろ

プロローグ

登場人物紹介

フラン

ノールデン市の旧市街に建つ、白亜の火葬場のオーナー。ふわんふわんの白金髪に赤い瞳。偏食で胃腸が弱く、寒がり。天使の白き炎フランベルジェという魔法の使い手


ルゥ

フランの秘書兼専属料理人。栗色の癖毛で身長は小さい。偏食のフランを食事でときめかせようと奮闘する。フランの食べたいものをなぜか本人以上に理解できる


デビッキ

ノールデン市の新市街で『光の御子』と呼ばれるカリスマ司教。メープルシロップ色の髪と瞳。己の目的のためには手段を選ばない一面があり、聖職者の間では恐れられている


モノリ

フランの火葬場で働くベテラン火葬技師。医学者である黒羽の主の研究を手伝い、人間から魔物に進化しようとしている。現在は半魔の状態


バルド

過去に犯罪を繰り返してきたが、現在はフランの食客で用心棒などをしている。手入れのされていない髭面の男。銃と剣を扱える。とある事件をきっかけにナユを養う


ナユ

旅楽団で暮らしていたが、野盗に襲われ家族と仲間を全員失った。銀髪おかっぱ頭で盲目の少女。バンドゥリアンハープという楽器演奏に長け、現在はバルドと共に暮らす


ライザ

ピンク髪にド迫力ボディの女性で、ノールデン市警察署長。ノールデン市では、犯罪者の生殺与奪の権を握るのは裁判官でも神でもなく、警察署長のみ


フーシェ

聖ザナルーカ教会の主席司祭でデビッキの右腕。司教の座を狙っている模様。表情が乏しく、本当は何を考えているのか見えない


サイアス

ラグナ教総主教庁の大神官。紺色の髪に鮮やかな空色の目。総主教に次ぐナンバー2の存在

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