「短編 妖怪」を含む小説

暇人の木戸番・小太郎と浪人・昌良が暇つぶしに妖怪を考え始めた。互いの怖いものをあれやこれやと混ぜていく。「名付けて妖怪ぐちゃぐちゃだな」「うむ、こりゃ確かにぐちゃぐちゃだ」 ※K…

都市伝説の多くは作り話だ。だが、中には事実も存在する。 【〇〇県〇〇市の〇〇商店街では妖怪のお店が存在する】 これは人知れず営業を続ける『妖怪もふ屋』へ訪れる人々の話である。 本…

　森の中にポツンと小さなお店があった。 　その店の名は『螢書店』という本屋で、店の店主はなんと螢の妖怪だった。 　そこに訪れた少年 勝俊（かつとし）は、ある一冊の本を手に取り物語…

　都市、では。噂がつきもの。 　 　不思議な話。人を誘惑する、あやしい話。耳にしたくない後味が悪い話に、人が人を恐怖させる話。 　と、 　云った――街談巷語で溢れている。 　 　…

ある街の裏道、そこには妖怪本屋が存在している。

・あらすじ・ ◆三題噺「水子」「東京メトロ」「がんもどき」 仕事に疲れた冴えない社会人である女は仕事帰りに水子の霊に取り憑かれてしまうのだが……。 『おっぱい！おっぱい！おっぱ…

北鎌倉の一角に居を構える一家は、祓い屋を家業としていた。 高校生の煌道風夜は、相棒の飛龍とともに、日常に蔓延る怪異と対峙する。 雑誌『カルチェラタン』で短編連載中のシリーズ「北…

彼女こそが「沼らせ」の女帝。 大妖怪 玉藻の前 が令和の日本に蘇った！ あなや、全ての日本人は彼女に貢ぎ尽くして干乾しとなってしまうのか！？　立ち向かえるのは、陰陽師か、法力僧か…

彼には悔やんでも悔やみきれない後悔がある。 孕ませた女を捨てたことだ。それは、捨てられたでもない、捨てたに等しい。 探し歩いても見つからぬ姿を求め続けたが見つからず、やがて転…

Ｈ大学理工学部のとある研究室に巣喰う留年生に捕獲された主人公は、 闇より暗い留年沼に脚を引かれながらも彼女の卒業を目指しパチンコ屋へ邁進するのだった。 沼に沈んだもの――シンク…

子狐のアカネと、少年のヨシアキ。一人と一匹を襲う理不尽な権力と暴力に対し、彼らは余りにも無力だった……　そこに現れた謎の尼僧、その思惑や如何に。 日本昔話やら何やらを思い出した…

ただ人の心を読める妖怪のさとり。貧困の村を訪れ、百姓の一郎やせつと出会うが心を読むうち人がいちばん恐ろしいことを知る。東北の民話や伝承を小説に。

子泣きじじいのことは誰でも知っているだろう。赤ん坊の泣き声をまねて人をおびき寄せ、ひとたび取りつくと石のように重くなって相手を押しつぶしてしまうという妖怪だ――。

現代の不思議な現象と妖怪みたいなものたち。 お話は1話ごとです。 死人は出ませんのでご安心ください。

ちょいホラー。怖くはないです。

きっかけは、いつもの口喧嘩だった。 超常現象研究会の会長と、科学部の部長の口喧嘩。 世の中には絶対に科学では説明できぬことがあるという主張と、世の全ては科学で説明できるとい…

霞 蓮花（カスミ レンカ）は二十四歳。背中の半ばまであるストレートのロングヘアは、今どき珍しい黒髪。色白で細身の体、やや高めの身長、バストは密かにEカップ。 そんな彼女は、派遣O…

架空の都市「T市」住人たちからホラーな小話を聞いて、インタビュー形式にしてまとめました。

都内福嗣町の中心に位置する神社『稲妻神社』には不思議な力を持つ少女がいた。 彼女は時として人に取り憑き悪事を繰り返す妖の類を地獄へと連行する執行人であった。 ……という話はなき…

霊能力者であるにもかかわらず、まともな攻撃霊術を持たない織成優太。 霊能力者として及第点に満たない優太は、しかし猫又である『ドブ』の協力もあり半人前霊能力者として活動している…