北鎌倉の祓屋家業

@kuonren_0815

北鎌倉の祓屋家業 登場人物

北鎌倉の祓屋はらいや家業シリーズの登場人物集です。



煌道こうどう家」

北鎌倉の一角に居を構えている。

祓い屋を家業としており、その依頼が途切れることはない。


煌道 風夜かざよ

本シリーズ主人公。高校生。

やや外はね癖のある銀灰色ぎんかいしょくのショートヘア、つりあがった猫目に暗い灰色の虹彩をしている。

ただし、これは霊力の色が髪と色に透けているため見えるもので、ほとんどの人間には「黒髪」に「色素の薄い瞳」に見えている。

中性顔で口調も男らしいが、生物学上は女の子。

祓い屋を家業とする煌道家の長女として、日夜怪異と対峙している。


飛龍ひりゅう

風夜の相棒で、煌道家に十年前から居候している青年。

腰まで伸びる銀髪に瑠璃色の瞳をしている。

こちらも普通の人間には「とび色」の髪と「黒の瞳」に見える。

その正体は人ではなく白銀龍で、十年前とあるところで風夜に拾われてから、居候として煌道家に住んでいる。滅多に本性には戻らない。

人間として使っている名前は「煌道 龍」。

料理好きで、料理をするときは必ず割烹着戦闘服を着る。


煌道 煉樹れんじゅ

煌道家の大黒柱であり、小説家。

煌道家三兄妹の父親でもある。

猫っ毛な鳶色の髪に、黄色を含んだ翠の瞳を持つ。

小説家として名が世に知れており、いつも原稿と格闘している。

いつもにこにことした胡散臭い笑顔を浮かべている優男で、俗にいう狸親父。

妻とはいまでも二人っきりでデートをする仲。


煌道 蓮霞れんか

煉樹の妻で、煌道家三兄妹の母親。専業主婦。

風夜と同じ銀灰色の長髪に、暗い灰色の瞳の持ち主。

柔和な雰囲気と芯の強さを持つ女性だが、その雰囲気とは裏腹にかなり腕っぷしが立つ。

飛龍に料理を教えた張本人で、日々進化していく彼の料理スキルをほほえましく思っている。


煌道 悠嘉はるか

煌道三兄妹の一番上。長男で大学生。

ほわほわとしているがどこか掴めない、不思議な雰囲気を持っている。

父親と同じ髪色と瞳の色をしており、最近ではますます似てきたとよく言われる。

自他ともに認めるシスコンだが、本人たちは「仲がいい兄妹」程度に思っている。

攻守ともに優れたバランサータイプな術者。


煌道 莉舞りむ

煌道家三兄妹の末っ子。中学生。

くせの強い鳶色の髪をいつもツインテールにしている。瞳は母や姉とおそろい。

活発的で勝気な女の子。

悠嘉を「お兄ちゃん」、風夜を「お姉ちゃん」、飛龍を「龍にい」と呼ぶ。

術者としては守備型で、お守りのような呪具作りや占いを得意とする。



童守わらしもり家」

元は陰陽師を生業とする家系だったが、すでに廃れて久しい。

現在は、第六感的勘の良さと呪術に関する書籍が残るばかり。


童守 藤治郎とうじろう

煉樹が贔屓ひいきにしている、骨董屋「わらしや」の店主を務める老人。

癖のある店で、普通の骨董品から、良くも悪くも訳あり品、呪具、付喪神などが商品として並んでいる。

いつもお遣いを頼まれてやってくる風夜と飛龍に、熱いお茶をふるまう。


童守 棗瑪なつめ

藤治郎の孫で風夜の同級生。

煌道家とは家族ぐるみの付き合いが小さいころからある。

現在の童守家のなかでは一番勘が働くためか、雑多に置かれた骨董品の中から、目当てのものを短時間で探し出す、という特技がある。

しかし、人ならざるものを視る力はないため、普通の真面目な男子高校生。

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