「演奏 音楽」を含む小説

アンサンブルコンサートに向かう途中、事故で恋人兼相棒であるピアニストを失ってしまう。主人公はたった一人で、二人で奏でるはずだった演目を演奏する。

◆KAC2021 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021～　7回目「21回目」参加作品◆ 来春から東京都内の名門国立大学に入学することが決まった青年、嗔木那巳…

結良（ゆら）は高校卒業して、大学進学のために地元を離れることになっていた。 その前に片想いしている同級生の理央（りお）も出演する演奏会が開かれる。 しかし、演奏会は当日トラブルが…

久しぶりの合奏練習で、悪戦苦闘している僕のチェロを弾く手が止まった。 モーツアルトの序曲「騙された花婿」を演奏する最中、僕が体験したあの感覚は一体何だったのだろう。 その瞬間、…

ベーシストの間山と、ドラムの丹野は、走る癖があった。 音楽における【走る】とは、演奏がどんどん早くなってしまうことをいう。 だから間山と丹野は、あらゆるバンドをクビになってい…

真夜中の海岸は、音楽ホールだ。 波の打つ音、地面の砂の触感、そして、夜空の星々。 この夜をロマンチックに彩る伴奏の準備は、もうできている。 この演奏会の主役の楽器は、ふたつあ…

ピアノ演奏の優劣をつけられるが嫌いで、人前で演奏するのが苦手な自堕落音大生・高野。 そんな高野と正反対の、自信満々天才ピアニストの同期・稲葉が、コンクールで勝負しようと息巻いて…

ふと気づいた瞬間に聴こえる、微かな演奏。誰も気にすることのない、校内を流れる旋律。入学の日に耳にして以来、その音を忘れられずにいた瀬川リツキは、毎日空き教室のピアノを気にかけてい…

サッカー少年が失意の中で手にしたヴァイオリン。そこから広がる最高の芸術にふれ、少年は「根拠のない自信」を育てながら大人になっていく。作者の自叙伝的小説が、あなたの「あの頃」を思い…

今年で30歳になるサラリーマン、片桐　奏音（かたぎりかなと）にはベーシストになりたいという夢があった。 その夢はある言葉をきっかけに彼はベーシストの夢を諦め、サラリーマンとして…

目覚めたときに少女がいたのはドアのない真っ白な部屋だった。1000年間眠っていたその女性が見たのは未曾有の危機を乗り越えた未来の世界だった。音楽がただの情報として扱われ、演奏者も…

音楽大学を卒業したら、演奏家以外で仕事をしながら音楽を続ける方法を探し出したたかはし。 キャリアセンターで紹介された職業は音楽療法士。これなら音楽を続けながら仕事もできて一石二鳥…

新型コロナウィルスの流行により以前のようにライブができなくなり、スリーピースのインディーズバンド「とりのぉと」の活動は停滞していた。 ギタリストの私は空いた時間でDTMの勉強をは…

ギター部員の柊依子はギターが弾けない。その代わり彼女はウクレレを弾く。 義兄から貰い、義兄に教わったウクレレである。だから依子にとってウクレレは宝物である。 ギター部の他の部員…

ノーサイト公国の首都ベロカーラにあるバー「イトマイカ」。 そこにいるある男の楽器演奏が評判だ。バーの常連は演奏を聴きに、そして明日の自分たちへ歌うために、今日も一握りのお金で訪れ…

　主人公・舞莉は、小学６年生の冬休み明けにあった中学校の吹奏楽部の演奏を聴いて、吹奏楽部に入ることを志す。その中でも、あたたかい音色をもつクラリネットに憧れた。 　中学校に入学…

【川連二高吹奏楽部シリーズ】 都賀楽器店・店長、都賀雅人。 バリバリ仕事をしてじゃんじゃん稼ぐ彼も、かつては演奏者になることを諦め、打ちひしがれていた時期があった。 僕には才能…

【日間3位ありがとうございます！】全国大会常連校の四井橋北中学校、通称「四北（よつきた）」の吹奏楽部に主人公の武田 真生は入部する。 終わらない練習、男子部員は少なく、パートの…

三浦りんごは才能のあるピアニストの卵だった。コンクールを十連覇し、その将来が期待されていた。彼女の十一回目の優勝をかけたコンクールで、しかし波乱が起こった。彼女の同門で、まだ演奏…

恵実和也は、発達障がいをもって生まれた青年。 色々な出来事が重なり中学2年生から不登校になったが、18歳になった今は家の駄菓子店を手伝っている。 人とかかわることが苦手で、自分…