概要
コロナ禍でもバンドしたい!
新型コロナウィルスの流行により以前のようにライブができなくなり、スリーピースのインディーズバンド「とりのぉと」の活動は停滞していた。
ギタリストの私は空いた時間でDTMの勉強をはじめ、バンドの存在の意義に疑問を抱くようになる。
そんな折、ベースボーカルの一ノ瀬恋からオーディオファイルが送られてくる。
ベースの演奏が収められたものと、エレピによる仮コード。
同様のファイルは、ドラムの野一色先輩にも届いていた。
どうやら、このベースにギターとドラムをつけろということらしい。
学んだ知識をフル動員してDAWで曲を仕上げた私だったが……
ギタリストの私は空いた時間でDTMの勉強をはじめ、バンドの存在の意義に疑問を抱くようになる。
そんな折、ベースボーカルの一ノ瀬恋からオーディオファイルが送られてくる。
ベースの演奏が収められたものと、エレピによる仮コード。
同様のファイルは、ドラムの野一色先輩にも届いていた。
どうやら、このベースにギターとドラムをつけろということらしい。
学んだ知識をフル動員してDAWで曲を仕上げた私だったが……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「音を作る」というプロセスの葛藤が、ここに詰まっている!
「ライブで再現するには文字通り手が足りない」
このフレーズが実は、DXの波がここにも訪れているのか、という意外な今のバンドシーンの現実を、絶妙に捉えている。
(そしてそんな無茶なリズムトラックを渡される、ドラムスの悲鳴も聴こえてくる^^;)
DXは、確実にバンドシーンにも浸透していて、そのリアルを、文字通り「リズミカル」な筆者の文調で描かれた秀作。
陽の当たる場所、いわゆるライブシーンを全面に押し出す作品が多い中で、この作品は、その土台となる「音作り」のフェイズにあえてフォーカスしている。
(でいいっすよね?+−さん。)
メンバーとの感性の相違、発想の行き詰まり、批判、否定、違和感、…続きを読む