「哲学？ 短編」を含む小説

哲学小説というテーマは高校の頃から書いてみたいと思っていたのです。今回は半ば会話劇みたいにしてみました。

　悲しむ人がいるのに、自ら死を選ぶなんて自分勝手だ。うん、そうなんだろう。 　でもさ。そんな言葉を平然と言ってのける人間のほうがよっぽど心無いと感じてしまうのは、それも自分勝手か…

彼女を助けた。その罪に僕は怯える。優しさに対するその罪に。

ある日、仕事仲間のハナオカから建設業界のコラム連載を依頼されたサルトル仮称。「交響曲第5番第4楽章　ある少年の日記・断章」という仰々しいタイトルの短編を張り切って書き始めるものの…

・書評というか作品紹介です。それも、小説、哲学書から、映画、海外ドラマまで、何でもありです。 　→記憶を頼りに書いた、ざっくりとした内容ですので、信用しないでください。 ルール…

世界一周は僕の夢。でも僕には足がない。残念ながら。それでも僕は諦めてない。

鶏が先か、卵が先か サラリと読める短編です

論理的に見えるけれど、本当は全然論理的ではない、あくまで論理「的」な独り言です。 思いついたことを毎日書き連ねていくだけ。単なるお喋りも、生きていくうえでは必要かもしれません。

深夜、突然訪れてきたのは行方不明になっていた友人だった。 閉じられた空間で二人の人物が語り合う、雰囲気重視の短い物語。

哲学を専攻していたひねくれ者の学生が、ある日いきなり犬に転生してしまった！！ 「転生！これは重大かつ不本意な問題だ。だいたい心身二元論は今やほとんどの学者によって否定されている…

　2021年最初に書いた作品だったのですが、初稿が気に入らず改訂したものとなります。

自我とは、私とは、何か。もう一度問い直す。

生きるため思う終わりもある――。 とある町中に、その喫茶店はある。 物静かなマスターのご自慢は、真っ白なカップに淹れた真っ黒なこだわりのコーヒー。 そして、生きるために敢えて〈…

高校一年生の春。受験に落ちて、全く友達のいない私立高校に入学した市川夏月。友達をうまく作れない彼女は、退屈な高校生活を送っていた。しかし、ある男子生徒との出会いが彼女の目に映る景…

僕の名はチェビー ギレスビー 45歳にもなって僕は小汚い古本屋で時給5ドル65セントで1日3時間だけ店番をしている その3時間の間に店主の親父は三人の愛人と入れ替わり立ち替わ…

胡麻鶴 紬様の「お題置いておくので、書いてください！」に参加させていただきました。 ５文字のキーワードと指定されたフレーズを使って小説を書くというものです。 ていうか、参加者様の…

高校2年生で日本人の俺、符色哲人の脳内には古代ギリシアの哲学者、ソクラテスさんが住んでいる。 ソクラテスさんは気に食わない有識者気取りを見つけると、俺の体を乗っ取って徹底的に論…

ある一人のメスガキが、ある夏の日、全てに「飽きた」。 若くしてある道を極め尽くした少女のその後の話。 メスガキ文学です。

実家に帰省したものの、やることがなく退屈な「私」は、なぜか、父がゴミ置き場を熱心に掃除するのを見ている。 父は娘に見られるのが嬉しいのか、掃除のやりかたを熱心に解説し始める。退屈…