「向こう側」を含む小説

八番街という世界の端にある団地。一体何棟あるのか分からないし、何故世界の端と呼ばれるのかもわからない。管理人さん夫婦が張ったロープの向こう側は蔦と瓦礫の世界で、蝶以外の生き物の気…

「扉の落下現象」に襲われた人類は、地下シェルターに逃げ込んだ。 空の下にいては「扉の向こう側」にさらわれてしまうから。 ※他のサイトでも公開しています ※SFかホラーか迷いまし…

君はいもうとのスピンオフ。イケメンの税理士のリュウは妻もと子と穏やかに暮らしていた。そこへ子供だったリュウと弟を捨てて男と出奔した母が突然現れた。母は体を悪くしたので駆け落ち相手…

夏目仁という大学生は、交通事故による昏睡状態から目覚めると自身の異常を自覚した。拡張された五感に、他人を無意識に警戒してしまう変化した倫理観。混乱している彼の前に現れたのは、全身…

大学一年生である志穂は卒業式に恋人に振られ以降、何をしてもうまくいかなくなっていた。 この世界を捨て、別な世界に行こうと決心するが、ネット上に落ちている眉唾物では異世界に行けるこ…

あの日、ひなこは、踏切内で転倒した高齢の女性を助けようとして死んだ。高齢女性の孫の藤沢珠樹に怒りをぶつける僕だったが…

橋のたもとに住む老人が、通りかかった旅人を呼び止める。老人は語る。呪われた橋と、その向こう側に待つ幾多の苦難について。

ある夜、自室の鏡が光って、向こう側に行けるようになっていたら、あなたはどうしますか。 その世界は、あべこべな世界。重力というものが存在しないかの如く、全てのものがおかしな方向に自…

＜夏の日の扉＞ 　向咲日葵（こうさき　はるき）は、未来の記憶を夢に見た。 　立派な医学博士になっていた都合の良い夢を、受験に追いつめられた妄想と、笑おうとした。 　だがその記憶の…

青木　楓は母親から蔑まされ孤独な日々を送っていた。ある日、いつもの避難場所である洞穴の奥で、不思議なベールを見つける。そこで、異世界の王子、ロイド・ウェイルに出会う。彼もまた暴君…

どこで入手したのかわからないが、埃まみれになった学生用のノートだ。ページをめくると割に端正な文字で文章が綴られている。どうやら書き手の学生は、オカルトの類を信じていない現実的な女…

「さようなら」。この一言で十人以上が死んだ。

深夜に掛かってきた見知らぬ番号からの電話。その電話の向こう側では聞き覚えのない声の男性が助けを求めていた。 本作品は、クロノヒョウさんのお題企画 第35回「2000文字以内でお題…

壁に囲まれ、壁の向こう側には何もないとされている都市で鉱夫として働く少年ライゼは、いつか壁に穴をあけて外へ行くことを夢見て、壁を壊せる作業用重着『パッチワーク』を作製していた。 …

ギャンブルにはまり大金を掴んできたとされる男、山田 一郎(やまだ いちろう)は現在普通のサラリーマン。 20歳から30歳になるまでに多くの大金を稼ぐことになるのだが、彼には…

自主企画　同題異話・１０月号「白の境に舞う金烏。」参加　同題異話９月号・黒き鏡の玉兎。に間に合わなかった余白を描きました。黒き鏡の向こう側はきっと希望に満ちている

■あらすじ 職無し借金まみれの底辺男である茂雄は、借金を返そうとオレオレ詐欺に手を染める。 しかし、茂雄のオレオレの詐欺は、予想だにしない結末へと向かっていく。 その結末の先には…

「タナカです」 　クラスまるごと異世界へ転移した少年少女達にまざって来てしまった非オタ少年の異世界お仕事物語。