「現代 ドラマ」を含む小説

　ビジネスホテルのフロント係に転職してからゆうに十年が過ぎた。 　二十代半ばだった俺は三十代半ばを超え、立派なおじさんへと進化していた。 　立ってるだけ。 　それが俺、山口虎…

ボツネタのサルベージです。現代ドラマか迷ったのですがホラーにしました。 おかあさんはお義母さんです。

精神医学が発達していなかった平成初期。 シンヤとサヨコは、健康的なごく普通の家庭を築いているつもりだった。 しかし、徐々に亀裂が入ってゆく家族。 子供たちは何を感じ、どう生きてゆ…

柏木笑真（かしわぎえま）の日常 柏木笑真の日記からできた、そんな感じのラフで読み応えがあるな短編小説です。 エピソードごとに日が変わります。柏木笑真の日記だと思いながら読…

【短編4000字】小学校の時から幼馴染の駒田翔真(こまだしょうま）と古庄（こしょう）あかりはずっと仲が良かったものの、中学に入ってから何故か疎遠になり始め、あかりの一言で完全に溝…

ある日を境に、僕は突然文章が書けなくなった。文学が大好きだった僕にとってそれは絶望を意味した。 「識字能力失調症」。それが僕の罹患した病名だった。 その治療の過程で、僕は精神的ス…

花蓮ちゃんはいつもカルボナーラを食べる。 飽きるだろうと若鳥のステーキを一口分けた。 でも、弟に話したら「おせっかい」と責められて？

【第9回ネット小説大賞2次選考進出作品】 金魚が空中でも泳ぐことができる不思議な透海（とうみ）町。 そんな町で起きたちょっとした奇跡のようなお話。 少女は大切な人のことを忘れて…

僕は、女だからって男に負けたりしない！ そんなふうに気を張り詰めていた主人公だったが？

小学校で宿題が出た。 名前の由来を親に聞いてくるようにと。 「なんで葵って名前にしたの？」 「最初はひまわりにしたかったの」 そんなの女みたいじゃん！

社会福祉士の現代ドラマ (小説に段落を入れて読みやすくしました) なにかご指摘がありましたらどうぞコメント戴きたく思います。

主人公の藤堂渚沙は、大学生の兄と互角の知識を持つ頭脳明晰な中学三年生。しかし夏休みを目前に控えたある日、兄の起こした一件によって彼女の生活は一変する。その生活に耐えられなくなった…

勝手に600字に縛って同題異話7月号。6話完結！遅くなった！ラブコメ風です

短編5000字 社会人二年目・二十四歳の男は現実に辟易していた。 『この世界では自分が当たり前に主人公だと思っていた』 そんな時同期から誘われた沖縄旅行で、イルカショーを見て愕然…

自傷癖・自殺願望者・被虐性癖の駄目人間だった硲志優里は、縁あって特殊清掃士という仕事を通じて死と向き合い必死に生きている。 人を愛すことにも抵抗しかなくなってしまった志優里は、出…

死を懇願する患者に医者が渡したのは安楽死ができるスイッチだった

ベンチ裏で、あなただけに打ち明けるかも──。 個人的思惑の野球の中にも潜むルール、白熱、声援、土の匂い。 全４話。内容見事にバラバラです。 第１話　ベンチ裏　（序文） 第２…

生きていると、最初に抱いていた自分の気持ちから、いつの間にかズレてしまうことがある。つい正解を求めてしまったりだとか、つい何かに執着してしまったりだとか。取り繕ったり縋ったりして…

「育てる」ことを考えるお話です。すべて会話形式で書かれているため、没入して読めると思います。

大卒で即入社した若きホープ、渓口矗晃（たにぐちのぶてる）は当初から上司から様々な仕事を任されてきた。学生時代にこれといったバイトの経験がない彼はお金を貰って仕事をする以上、これが…