「死にたい」を含む小説

死んでも死んでも死ぬことができないベール。けれど彼女はいつだって前向きに言うのだ。 「普通に死んでも無理なら色んな死に方を試せばいいじゃない！」

２０××年４月×日、人類は消え、世界は終わった。 滅びのその日に、東京の真ん中で、ただひとり生き残っていた僕がしたことは、デパートで高級食材を漁り、食べ続けただけ。それだけ。 好…

全てフィクションです。すごく胸糞悪くなる内容にするつもりです。 でも、本当に「被害者」が心から報われることをお祈りします。

時は令和。 科学文明に支配され、夜の恐怖を克服し、人々が平穏を謳歌するその時代。 しかし、科学の光が強ければ強いほど、生み出された影は濃く、大きくなる。 その陰に潜み、現代に生き…

※他サイトにて投稿※ この世で心残りがあるとするならば、大好きな人とめちゃめちゃイチャイチャすること。 それを望んでくれたから、俺は戻って来たよ。 って、老けてない？ 俺が生…

死に方として「病死」「自死」「事故死」「殉職」「窒息死」「虐待死」などがあるとおもいます。そのことについて書いた物語です。

　聖戦が終結を告げて二十年。 　戦争で活躍した蒼い狼の獣人、アレックスは辺境にあるさびれた街カルサイトの総合ギルドで働いていた。 　ギルドに所属する冒険者たちの活動報告に不正がな…

どこかの世界、人類の九分九厘が死に、後は緩やかに文明の痕跡が消えていくだけとなった惑星。 終わり行く世界をあてもなく旅しながら細々と生きている二人の人間が、偶然、廃墟を発見。キッ…

焼き鳥が死にます。

「ならば、私を野に放ってください。国の情勢上無理だというのであれば、どこかの山奥に蟄居でもいい」 広大な秋津豊島を征服した瑞穂の国では、最後の戦の論功行賞の打ち合わせが行われ…

「良くぞ参られた、異世界の聖女……よ……？」 　光の去った魔法陣に向かい諸手を挙げて歓迎の意を示していたイケメン――ケルヴィン王子は、そこに現れた人物の姿を見た途端、首を傾げ…

夫も死に、孫は独立してしまい、さみしくなった私。新しい生きがいを求めてシルバー体操教室のボランティア活動を始めようとするけど、ひょっとして私も老人？

太田姫子はオタサーの姫であり、高校のアニメ研究会でオタク男子たちをたぶらかし続けている女子高生である。 しかし、そんな彼女に付きまとう女がひとりいた。 名は風川風菜。クラスのイケ…

流星群の衝突により、地球はまさに滅びんとしていた。

警視庁公安部 暴人(ぼうと)課『特殊対策班』。 細胞の暴走により、人ならざる者に変わり果てた「暴人(ぼうと)」を、“解放”に導く組織。 蛭間(ひるま)特殊対策班への配属を決定…

久しぶりに「死にたい病」が出たので書きました。 千葉県布良の浜は、布良星（めらぼし＝カノープス）の見える北限です。 また、この地には海で死んだ漁師が寂しさのあまり、赤い恨みの星…

隅国イチリは毎日白い粉を舐めて楽しく過ごしていた。 しかし、ひょんなことから乙女ゲーム『薄氷のロンド』の世界に転生してしまう。 必ず破滅する王国で、選ぶことができるのはどんな死に…

　メロンは激怒した、必ずあの邪智暴虐な王を除かねばならぬと決意した。 　メロンにはお笑いがわからぬ。コメディもわからぬ。メロンはシリアス村の住民だ、胸が痛むような絶望が綴られた書…

　KAC2022その４「お笑い／コメディ」 　深夜の廃校に今宵も集う、訳アリの人々――家族の前ではお堅い研究者、夢を追うバイトガール、ツッコミが欲しい恋する少年――そして、笑わ…

「絆（きずな）」は美しい、断つことのできない人と人との結び目。 「絆（ほだし）」は恐ろしい、消すことのできない縛りの証。 俺はお前に生きてほしいから、身勝手な「絆」をお前に遺…