「雪」を含む小説

受験期の中学生の話。百合。

『雪、小窓、iPhone』の三つのお題で書いた短編です。

　昼頃まで降っていた雪はもう止んでいて、くっきりと丸く形を成す月明かりが地表を覆う雪面を照らしていた。きょうは綺麗な雪月夜ができあがっていたわけだが、その幻想的な光景はどこか僕に…

　亜里沙はクリスマスイブに振られ、寝付けないままに朝日が昇る前の町中を歩く。 　そんな中、雪についた足跡に目を引かれ、たどる事にした。 　その足跡をつけていたのは、酔っ払いのサン…

つばきくんとひまわりちゃんシリーズの番外編SSのようなものですが、前後のつながりはまったくないので、これだけ読んでも「ああ、静岡県民は雪が降って嬉しかったんだなあ」というのが伝わ…

雪が珍しい地域で初めての雪を目撃した少女はカメラを手にどこへ向かうのか？

冬の陽は鋭い。冬のせいにして男女たちはどこへ行くのだろう。冬の日の一幕を切り取った短編集。

「雪についた足跡を辿ってみたら」という企画がありましたので、応募してみました。短くまとめるのにかなり苦労しましたが、取り合えず規定の長さにおさまりました。企画の趣旨も違うかもしれ…

清水雪は、幼馴染の西野和俊の事を、二十六年、思い続けていた。諦めない恋と二十六回出会っては、また巡り合って…。 永生は盛り上げ上手で、ルックスも申し分ない。しかし、初対面で、雪に…

　夏が嫌いな「僕」は、平凡な夏休みを過ごしていた。いつもと変わらない蒸し暑い夏、昼間はうるさい蝉の声。彼はコンビニに行くのすら億劫な生活を送っていたが、その生活を一変させるとんで…

見慣れたはずの景色が真白に染まっていたその日。 これは楽しまねばと外へと飛び出した帰り道、自分の足よりも大きな足跡を見つけた。 自分はその足跡を、なんとはなしにたどってみることに…

雪原葵は夏姫綾音を愛している。 特殊な能力を持つ組織に属している青年には守りたいものがあった。 だが、それは組織の思惑とは裏腹なものであり青年は選択を迫られる。

どこかのとあるケーキ屋さんで起こる、クリスマスイヴのちょっとした話。

「 『雪についた足跡をたどってみたら…』で、短編をつくろう！」によせて書きました。外国人のおばあちゃんの若い頃の話みたいな感じになりました。

マッチ売りの少女に転生していた女性 大人の知恵でマッチに付加価値を付けて売り出すと、これが大当たり、大成功！ やがて、善人の商人と巡り会い幸せをつかむお話

僕が、目を覚ますと……世界は真っ白に変わっていた。 白猫の男の子が主人公の童話です。 押羽たまこ様の自主企画 「『雪についた足跡をたどってみたら…』で、短編をつくろう！…

　桜の花に見ほれていた「俺」は交通事故に遭った所為で、神のいる空間に飛ばされた。神は彼に魂の休息地である異世界を荒らす者達、異世界転生もしくは転移者の処刑を頼むが……。それに「は…

時は3764年。 地図上で、2000年代で言うユーラシア大陸と、北アメリカ大陸の上に書かれている国名の名前は『日本国』。 そう、極東に浮かんでいる、あの島と同じ名前。 　 260…