クリスマスイブに皆が浮かれる寒い夜。傷心の心を引きずって一人歩く女性。クリスマスイブの日に振られ自分のこれまでを振り返る彼女。きっと彼女は下を向いていたのでしょう、真新しい雪の上に足跡を見付けてしまいます。その足跡をたどっていくと……傷心の女性の心が、徐々に輝いていく過程がとても丁寧にかかれていて、読んでいると一緒に元気になれます。セリフ回しがとても素敵で、おしゃれ。それでいて確信を突いてきます。読んでいて冷たい涙も、温かい笑顔に変わるとても心温まる本作、オススメです!
『雪についた足跡をたどってみたら』というお題にしたがって書く、作者の発想力がためされる自主企画にて、企画者(私)が選んだ《ベスト1》作品になることは、間違いなしです。恋をしてても、してなくても、あなたはきっと《キュン》するはず。その巧みな心理描写、キャラクターの魅力、お題をストーリーのど真ん中に入れて、短編にぎゅっと詰めこむワザ…すべてが「お見事」です。みなさん、ぜひ、ご一読を!
いやー、王道だ!ほっこりさせる恋を書けばカクヨム随一だよー!とにかく、その過程が秀逸!どっちに、彼女の心は振れるのかとドキドキしながら読んだよ!セリフも、ステキだ!どうしたら、こんな感じのセリフが頭から出てくるの?どうしたら、こんな展開が思い浮かぶの?できねーよー、わだじにはでぎね!ああ、そうか!こんなセリフは、たぶん、作者様の頭からではなく、心から出て来てるのかも!だったら、わだじにはムリだ!是非、皆様も、お話をご堪能され、ニヤケてください!