「短編ですね」を含む小説

茶が腐った水と瑞々しい茶葉に別れ、スープの肉が鼠に戻り中身を食い荒らされる、時間の狂った常夜城に住む『私』がこの世で誰よりも愛していたのは『私』だった。 『私』はもう一人の本物の…

何の変わり映えもない、いつもの放課後のはずだった。 日常に紛れ込んだ小さな違和感が、当たり前の高校生活を静かに崩していく… 「ものしりさま」とは、いったい何なのか。

＊下ネタが好きな方にオススメです（汗） 幼馴染に振られたショックで魔法世界に踏み入れることになった壱村冬夜。 思わぬ形で魔法学園に通うことになるが、そこには幼馴染以外にも義理の姉…

異世界風土記　テーマ：「構え」　参加作品です。 突如「その島」に流されてきた青年、ジェイドが出逢ったひとつの人影。 人ならざるモノの雰囲気に吸い込まれるように近づいて、波に流され…

「悪いが、僕は君のことを愛していないんだ」 結婚式の夜、二人きりの中。 私の夫となった人。アスタリア帝国第一皇子ルイス・ド・アスタリアはそう私に言い放った。 (まぁ…当…

『✕』カクヨムコンテスト８「短編・私小説部門」中間選考落選作品です。 落選したコトは、それほどショックではありません。当初の目的の「クソ親父に対する怨み、つらみを世間に晒す」と、…

時の塔――それは遥かな時を越えて存在し、無限の物語を紡ぐ神秘の書庫。塔の司書として孤独に生きる少女は、拾い集めた文字で物語を紡ぎ続けていた。それが外の世界に影響を与えているとも知…

数学少年の楯太郎（じゅんたろう）は高校からの帰り道、交通事故に遭い死んでしまう。 だが楯太郎の前に神が現れた。 「異世界で魔王を倒したら、生き返らせてやる」 言われるがまま異世界…

書くつもりもない、届けるつもりもない『貴方』宛の恋文。 十二月、十二人の正気ではいられない自分の心の中の恋文。 清く、正しく、美しくいられないココロ。 女は誰だって正気ではい…

ある土砂降りの日、母が捨て猫を拾ってきた。

これは、幼き友情が煌めく愛情へと変ずる恋物語――

プロトタイプ作品集です。 見切り発車で書きながら、皆様のご意見を聞いていくスタイル。 物語の長さは、１作品に付き、3000〜20000文字程度を予定しています。 どの作品から読ん…

怪奇は現代にもあると思いますか？私はあるんじゃないかとおもうんです。生霊、死霊、妖怪などなど。 現代に残る怪奇。どんなものなんでしょうね。 この作品は、妖怪、幽霊、生霊、悪霊…

突然オフィスで亡くなった嫌われ者の課長。通夜に幽霊として現れ、参列者の社員たちを恐怖のどん底に突き落とす。何の教訓も感動もないドタバタ劇の記念すべき第一話。

歌で武道館を目指す男の子とその幼馴染の女の子のお話。 全４話／約８０００字

過去に、子役として活躍していた男が、高校になって何もかも自分が誇れるものがないまま、過去の栄光を語りだす他人の中で生活し、ついに精神が参ってしまった。 その後、子役は不登校気…

お題「帰る」です。 「笑って、アステロッテ」の番外編。 好きな人のもとへ何がなんでも帰りたい。 ↓このお話の前日譚。 https://kakuyomu.jp/works/168…

姉、早帆。三十一歳。 弟、凪。二十四歳。 仲の良い姉弟にだって、色々ある。姉に振り回されがちに見えて、時に振り回す弟。 大宮姉弟の日常。 特に何も起こりません。 短編。一話…

　ごく普通の中学生である禿 日向と境入 涼の前に、突如として怪物が現れる。怪物に襲われる日向達は死を覚悟するが、そこへ魔法少女の宇島 暦と一般人の佐伯 ミカに助けられる。 　…

考古学者の天乃光輝と科学者の日向詩織は、群馬県の岩宿遺跡で発掘した「時空の鍵」によって、古代日本の壮大な旅路に足を踏み入れる。そこに現れたのは、愛らしい子供の姿をしたAIガイド「…