「愛し」を含む小説

「わたし、おおきくなったらみーくんのお嫁さんになるー！」 明神水輝は高校二年生にして人気アイドルグループの大ファンで、特にリーダーの紫苑紗花が一番の推しだった。 そんなある日…

青年の部屋は、異様だった。 部屋一面に配置された、アニメキャラの美少女フィギュア。 青年は、フィギュアに囲まれ、フィギュアを心底愛でながら日々を過ごしていた。 フィギュア…

自分ですらわからない自分のことを、あなたにはわかってほしい。 こんな想いを、抱えたことはありますか？ 理解してもらえるなんて思っていない。 けれど、 これが私の"ほんと"です。 …

クロノヒョウさんの自主企画参加作品。 ・お題「フィナーレを飾る花束」 ・お題で書き下ろした物語であること ・500～5000文字以内で完結すること ・タグに「フィナーレを飾る花束…

　栗原まどか。通称クリちゃん。出産フェチで、他の女性が出産している所を見たり想像したりとか、自分が出産している所を想像しながらでないと絶頂に達することができない。 　まどかは人…

　ある時、ふと男が目覚めるとそこは見慣れない森の中だった。目の前には木々の他に森の中では一際目立つ、掌に収まって仕舞いそうな程小さく絵本から飛び出したかのような紅い妖精の姿が一つ…

辺境の村に生まれた、平凡な少年。 神託を受けて、魔王を倒す旅に出ます。ちょっと過保護な幼なじみと、喋り方のくせが強い占い師と、頼りになる仲間を引き連れて。敵は北西の岬に立つ城に、…

【カクヨム短編賞・クロノヒョウさんの5000文字でお題に挑戦企画参加作品】 　私は大きな勘違いをしていた。 　あんたクズ男を愛してたなんて。 　しかもそれから、彼はなんとこの私…

大人の都合に振り回されるのは、いつも弱い立場の存在だ。 田舎町の外れにある小さな牧場に住む少年は、生まれた時から一緒だった一頭の馬を愛していた。 しかし、その馬のオーナーから突然…

　秋の終わりごろ、家で一人留守番をする十歳の少年登也が、夜中のインターホンの音で目覚める。玄関の扉を開けると、そこに見知らぬおじさんは一人で立った。何の用事か聞くと、そのおじさん…

戦国武士が逃げ延びて白ヘビになったと言い伝えがある、関東北部の険しい山間部に暮す洋子は、中学校の帰り道で、鳥に襲われひん死の重傷を負った白ヘビの命を救った。 中学校ではイジメられ…

「現代へ転生した私が前世に殺された相手に溺愛されていていつ彼の記憶が戻るか心配をよそに絆されそうにもなっています」 絶世の美少年として生まれたアドニスは愛の女神アフロデ…

『企業間取引専用メタバース』の開発を手掛ける会社に勤めている多賀衣吹は、人工知能を搭載したNPCを開発することに成功した。 人間より従順で、自分に寄り添ってくれるAIに多賀は惹か…

ある男の子が中学で好きな人が出来た。高校は、離れ離れで時が経つにつれ関係性が消えて行く。 しかしいつになっても彼女が心の中で消えない。 今を生きる1秒を悔いのないようにしようと教…

苦しさと愛しさは表裏一体なのだと、あなたを好きになって知った。 どこかビターチョコレートで、サイダーで、モミジで、サクラ。 そんな、様々に薫る小噺たちの短編集です。

ヴェネセティオ王国には人知れぬ言い伝えがあった。それは『塔の中、不老不死の呪いにかけられた美しい姫が幽閉されている』というものである。第一王子レオネルは、事の真偽を確かめるため、…

［カクヨムコン中間突破！］ 人の弱みにつけこみ 人の心を操る そして、命を奪う 人でもない狂気が擬人化された存在 「マッド」 「悲しみの感情をとりのぞいてあげる」 記憶無き罪…

人は、必ず死ぬ。 寂しい想いはさせたくないし、したくもない。 だから、ミルクティーの匂いをあなたは残してゆく。

君に、知って欲しい。僕が、どれほど君の事が好きか。 うるさいって。馬鹿って。言ってよ。それすら、愛の言葉に変わる。