「夫として」を含む小説

　息子の亮を庇って骨折した美兎は、夫啓介からの精神的なDVから逃れる意味もあって実家へと逃げ込む。 　しかし実家は親兄弟揃って古風であり、誰も美兎の話を聞こうとはしなかった。 　…

夫を亡くしてから息子を女で一つで育てた私は、お盆に赤いきつねをお供えして緑のたぬきを食べるのがお決まり事でした。

私、染谷琴音(そめやことね)は、超高齢出産で生まれ、母とは祖母と孫ほど歳が離れている。 だからこんな日が人より早くやってくる。覚悟はしていたけれど、まさか20代で来るなんて…。 …

大手消費財メーカーのマーケティング部のマネージャーの地位を実力で勝ち取ったゆりは、企画部の、無から有を生み出す才能のある夫を裏方として支えることで、人生を“修正”しようとする。だ…

　親父が死んだ。有名人でも、企業の重役でもない、タダの田舎の、お調子者のくそオヤジ。ただ、親父には、家族でさえも知らなかった、「自分の幸せを切り売りする能力」があったのだ―― …

重篤な偏頭痛持ちで嘔吐を繰り返すために、超難関を合格した国家資格を活かせずにいる妻。保護犬と3人家族の10年目……。

夫が帰宅すると、妻が食事に間に合わなかったと謝罪した。　夫はが外食しようかと提案したところ、妻は代わりの物を用意していると言ってある物を見せた。　そこから二人の思い出が蘇る。

平凡な男が平凡に妻を殴りエスカレートしていく話なので女性がガッシボッカ殴られるから、まじで苦手な人は避けてください

とある学園を舞台に 成長と友情と恋のお話。 両親のお話もあります 【登場人物】 葵まあさ→高2。女の子にきゃーきゃー騒がれるクールビューティ。 中学時代はヤンキーで、荒れて…

関西出身の夫と静岡出身の妻がこたつで赤いきつねを食べながら二人が出会った関西での学生時代の回想をする話です。 ※例の夫婦をイメージしたSSで、「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せし…

基通三部作の第二弾です。 今回は近衛基通の正室だった清盛の六女・完子のお話です。 彼女は一男一女をもうけましたが、男子は早世し、女子の動向は分かりません。 夫の基通は平家の都落…

赤いきつね緑のたぬきのコンテストに参加しています。 私のよく書くシリーズ李仁と湊音の2021年の話と結婚前の話。 気になった方は 「夫夫来来2021」 https://kaku…

私は仕事を始めて深夜に帰ることが多かった。そのため帰宅後は娘の寝顔をみながらカップ麵を食べていた。 そんなある日、早く帰宅できると伝えると夫が料理をして待っていてくれると言った。…

熟年夫婦が仲良く、緑のたぬきそばを食する大晦日。 妻の奏（かなで）は夫の辰巳（たつみ）との出会いを振り返る。 あの時、年末の寒い駅のホームのベンチでぐうすかと寝ていた辰巳を強引に…

　結婚式の披露宴。 　新郎新婦の出会いを振り返るスライドショーで最初にドンッと映ったのは、何故かとあるカップ麺のパッケージ単体で。 「私たちの恋のキューピットは皆さんおなじみ、…

公爵令嬢のリーナは、半年前に侯爵であるアーネストの元に嫁いできた。 所謂、政略結婚で、結婚式の後の義務的な初夜を終えてからは、二人は同じ邸内にありながらも顔も合わせない日々を過ご…

「お姉様、カレンシアずっとひきこもっていたいわ。 ひきこもりって最高ね。働く人達って本当に馬鹿よ。 カレンシアは賢いの。だからカレンシア働かないのよ。 カレンシアのように美しく可…

内縁の夫から壮絶な暴力を受け、奴隷のような日々を過ごす私は、古本屋で一本のVHSを見つける。それは見ると死ぬという、呪われたスプラッタービデオだった。かつてホラーに取り憑かれてい…

妻から夫への手紙、ほんの小さな、彼らだけの幸せのかたち。

私は元夫の書く『私』が嫌いだった。 私は元夫の言葉が嫌いだった。 自主企画「大一回ジュニパーベリー文学祭」のために書き下ろし。 2021年11月。 https://kakuy…