「きっと」を含む小説

　――やっぱり付き合わない？ 　彼の顔は、傘で見えない。けれど雨粒の滴る傘の下から覗いたスニーカーが、ざり、と地面を撫でたのは見えた。 　自分でも、あまりにも都合が良いことを言…

僕が海辺を散歩していた時だった。陸の上から人間の声が聞こえてきた。彼女たちは何かを言い争ったあとで、二人とも海に落ちた。一人が一人を助けあげ、その無事を見届けてから海の底に沈んで…

いつか手に入らなくなる、でも今は手に入るかもしれない、いつか手に入る、という希望のようなものを持った詩（のようなもの）です

私時雨悟はちがマジで行き詰まったとき、ふらっと気分転換に書く場所。連載はたぶんない。続くとかもきっとない。でもそれが保証されるかはわかりません。投稿されまくることもあればストップ…

結婚観について。“今”幸せなのもいいけれど、“この先”もあなたといれば、きっと幸せなんだと気づくお話し。

職場の先輩後輩という関係だけだった僕と彼女が恋人になるまでの物語。 短編です。

大学生の僕は、同じ大学の後輩•瀬谷洋人が世界一周をしていることを知る。 自分とは1番遠い世界の人間だと思っていた。 しかし図書館で2人は出会い、そこからきっとこれから先も忘れるこ…

ノヴァは淡く曖昧な空間で目を覚ます。隣にいる彼女の名前はシンシア。二人は何もないけれど、全てがあるその空間の中で対話を続ける。しかし、彼女との時間は永遠でないことを知る。

きっとわたしが何かしたのだろう。 あるいはなにかしなかったのだろう。 だからどこまでも住め。どちらにでも赴け。 わたしはここにいる。

シルフィーヌ・ド・ラベンタリアは人の想いが花に見える。 帝国の晩餐会で知り合った北方貴族の青年の背には、敵意・殺意・怒りの花が咲き誇っていた。 シルフィは声をかけて事情を聴く。ま…

『揖保乃糸』という高級そうめんがある。 その存在は広く知られているが、スーパーでよく見かける商品は下から二番目の等級であることを知っている人間は意外に少ないかもしれない。 「特級…

誰が悪いのかを考えたり誰かのせいにしたりしだすと、僕の頭はくるくるくると回りだす。 きっと答えなんて簡単なんだ。だけど複雑怪奇だったりもするんだ。 そして、僕の頭はくるくるくると…

【3話まで改稿後の物に差し替え済】 段落落ちなど小説のルールに則った状態の、縦読み準拠で行間を詰めた春風ドリップを掲載してみます。 （縦読み、明朝体、文字サイズ小を想定してます）…

懐かしのゲーム「懐ゲー」「レトロゲーム」を実際にプレイする様子を書いていく、レトロゲームプレイ日記です。 今回は番外編です。レトロゲームというよりは頭脳ゲーム、算数ゲーム、また…

　エイルのカクヨムで出会った素晴らしい作品の紹介です。 　エイルの作品が面白いと思われた方はきっと多くの作品が面白いと思われると思います。なぜならエイル自身がエイルが面白いと思…

仲が良かった友への想い きっと届かないでしょう 私のことが見えないのだから……

主人公の緑ヶ丘続には、かつて永遠を《約束》した幼馴染の宿連寺凪という、どんなことが起きようとも守るべき人がいた。 続は、凪のためだけに、これまでの人生を歩んできた。 《約束》は、…

令嬢フィリアの占いは六割しか当たらない。 彼女は子供の頃、運命の人を三度も占ってしまい、三人の男性を待ち続けていた。 二十歳の誕生日までに誰か一人でも見つけなければ親の決めた相手…

頑張るのって、大変。だけど、誰かが頑張る姿は、次の誰かを、きっと頑張らせてくれる。 小説大好きVTuber 天野蒼空さん(Twitter：@sora_senden_777)の主…