「鱗」を含む小説

　ある日、世界を変える出来事が起きた。全世界で大地震が起こり各地で地球上には存在しえない生物達が徘徊する。 　その生物達は、ビル群を押し倒し田畑を踏み抜け人を喰らう。 　こ…

「生物」「元素」「自然現象」地球上のあらゆる概念から生まれる存在『竜』 それは例えば「燃え盛る炎」を吐く「火竜」だったり。 それは例えば「鋭い針と猛毒を有する蜂」によく似た「蜂竜…

友達想いの子の話

ある時。私はヨムヨムをしていた。 強い絆で結ばれし恋愛小説仲間、無月さんのところである。 無月さんというのは、カクヨムユーザーならば多くの方が御存知であろう、あの無月さんである。…

時は戦国、戦乱に荒廃した京の都に暗躍する冥道衆。「魔をもって魔を討つ」と呼ばれた鬼流門未月が立ち上がる。人々の血と涙の証である血判で魔神を呼ぶ。 第一部「月影」京都の羅生門の鬼を…

ワイバーン。それは己の体長ほどの翼、硬い鱗に鋭い牙、爪を有する生物だ。 ……そのワイバーンが今、何故かゴブリンやスライムよりも雑魚、最弱扱いされている！？ これはそんな不遇な扱…

龍の鱗を衣装に変えて、爪を鳴らして舞台に上がる、空を震わせセリフを吐くは、大慈大悲の女優道！そう、あたしこそが！天衣無縫の小劇場女優様だッッッ！ 諏訪大社系水龍の娘、水谷三八子…

「お父様、このように丸々と太った酒樽のような方とは暮らせませんわ。隣に立てば暑苦しいったらないでしょう」 「この方も背がひょろりと高過ぎてまるで棒切れのよう。私が扇で仰げば倒れ…

恋人に金魚のアクアリウムを観に行こうとデートに誘われて、興味が無いけど目的が有ってOKした。寄せてくれる好意に理解と感謝をしているけど、共感して欲しくないことがあるのも本音でそれ…

紅国の紅琉川に住む美しき金色の龍神、「紅のせせらぎ姫」彼女には北の国の生まれで今は空を駆けている銀色の龍神「北の大露羅の尊」との間に生まれた息子がいた。その名は「紅の新しきせせら…

16歳だった僕は夜の海で不老不死の体を手に入れる。

　雛形　陽菜子（ひながた　ひなこ）は、大学の獣医学科に通う6年生。生物の中でも爬虫類、ことトカゲをこよなく愛している、自他共に認めるトカゲオタクだ。ついたあだ名が「トカゲ姫」 　…

扉の向こう側で、椿の母親、楓が目覚めた。 彼女の前に現れたのは、椿の友人を名乗る《フジワラ》という少年だった。 彼は緑都館高校で起きた大量殺人事件の犯人――古銅イオリを捜している…

蛟が善福寺上の池にいることを祖母から聞いたボクは、池に日参するもなかなか見ることが出来なかった。 時がたち、大学院に進んだころやっと蛟の姿を目撃し、１枚の鱗を拾う。 それを大学の…

ある人はいう。彼は「正義の制裁を加える英雄」だと。 またある人はいう。奴は「醜い怪物」だと。 全身を鱗で覆われる奇病「鱗病」が蔓延していた地方都市「キンググラント」を舞台に、刑…

※　２０２１年、７月１２日をもって、本作は完結しました。ありがとうございます。 　異世界バンギアとつながってしまった日ノ本の人工島、ポート・ノゾミ。 　行き来自由な空間の裂け目…

中学生の樹（いつき）は、少しお姉さんの幼馴染、妃夜（ひよ）のお見舞いへ訪れていた。 奇病に侵されているにも関わらず、屈託無く笑う彼女は、ある目標を語る。 病気を抱えたまま、予定し…

龍。それは最強の生物であり最強の存在。だが、龍は強いからこその定め…強者による強さの証明として狩られることもあった。しかしある日、世界に一匹の黒龍が生まれ落ちた。他の龍とは少し…