左弦後方vs右鱗前方 (RD)
春嵐
左弦後方
大きく斜めに反った陣。相手の
それでも、こちらの指揮者はこの陣を敷いた。おそらく、速戦。あるいは、相手の鶴翼の裏にそこそこの後詰めがいると読んだのかもしれない。
ここまで、敵にも味方にも実力を隠してきた。この戦闘領域で、たぶん自分がいちばん強い。この強さと指揮力を、いつ活かすか。指揮者が敵に倒された一瞬の混乱を使うか、それとも最初のぶつかり合いを回避して搦め手に回るか。
陣の端にいる。弓でいうところの左弦後方。離脱が簡単に行えて、その際味方には見えにくい場所。
さて。どうするか。
突撃の命令が出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます