銃と魔法と断罪者

片山順一

騎士による一章予告

 よう。一応、この話の語り手やってる、丹沢騎士だ。


 名字は『にさわ』で、名前は『ないと』な。


 礼儀知らず? かもな。見た目通り16のクソガキ、断罪者の一人さ。


 残念だけど、男だぜ。




 この章を読んでくれりゃあ、俺たちのやってること、ポート・ノゾミのこと、色んなことが分かると思う。


 肌に合わなきゃ、帰るのも手だな。見ねえほうが楽しい奴らもいるかも知れない。



 ま、いいけどな。


 んじゃあ、失礼して、予告をひとつ。



『AKの発射音をBGMに、屋上で考え事をしてたら、出動がかかった。


 悪魔と自衛軍の抗争だ。闇市の客まで巻き込んで、派手にやらかしやがって。



 俺とクレールを皮切りに、次々と断罪者が到着するが。


 よく考えりゃ、こんなに目立つ抗争ってのは珍しい。


 まるで俺達を呼び寄せたみたいだ。

 法と秩序が嫌いな奴らの罠か。


 つっても、こっちは断罪者。

 一筋縄じゃ、いかねえぞ。




 銃と魔法と断罪者、第一章“ポート・ノゾミの七人”




 それにしても相変わらずだな、クレールのやつも、俺も』


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る