「現代 殺人」を含む小説

ある日の日本。人々は脈絡も無く唐突に周囲の人間に対して殺意を覚える奇妙な症状を覚えていた。その殺意は最初のうちは少しイラつくほどの全く問題にもならないものであったが、ついに決定的…

デスゲーム運営会社「デスだよ」に入社して3年目になる遠山は燃えていた。遂にデスゲームの主任担当になったからだ。 綿密に計画を立て、各部署に頭を下げ、標的を会場に拉致し、明日はいよ…

死刑制度のなくなった現代は、『死刑に相当する罪』として島流しが行われていた。 島の情報は秘匿であり、場所も、人数もわからない。 業(なり)には殺したいほどに憎い相手がいた。 け…

バリアに閉鎖された校舎で起きた殺人――それは殺した者の財産をすべて得られるという悪魔のゲームの始まりだった。殺しまくるもよし、ある程度稼いだら逃げるもよし、校舎に残ったものが一名…

エルフと共に数々のモンスターと戦っていた冒険者たちは、現代ではエルフを狩って森を奪う簒奪者となっていた。 冒険者のユージニアは、双子の兄のラスティが自殺したと聞いて時計の都市に…

この世界は学力・運動能力。そして異能力の３つで全てが決まる。 いや、異能力が全てである。この世は言わば不公平。 生まれ落ちた瞬間、判明した異能力でその後の人生が決まる。 その中、…

奴らは人ではない。 仮に、奴らに“生きるために人を喰らう”という明確な理由でもあったのなら、まだ同情の余地はあっただろう。 しかし、現実は違う。 奴らは人と同じだ…

ラジオパーソナリティをつとめる元ベーシスト・現神職の御堂坂路傍は、過去関わった最低最悪の悪女・西園寺霧香の娘ねねを無理矢理押し付けられ、やむなく一時保育する事に。 実家にまつわる…

町を支配する鷲宮家の跡取り息子、鷲宮一輝が事故死して一年。廃社になった神社で一輝のスマホが見つかった。誰が何のために置いたのか、捜査を依頼された警察官の正語は一輝の弟、秀一と共に…

　三十路の男性、桐山カイラはある日、自宅に届いた封筒の中を見て驚愕する。 　 　「お、俺だけ…人を殺すことが、許される…だと！？」 　出所が一切不明の「殺人許可証(マーダーラ…

紅い目の探偵がいた。 夜の街で探偵業を営む美女、香華カリューは様々な人間から持ち込まれる依頼を受けていく。彼女に持ち込まれるのは殺人事件や数々の凶悪犯罪……ではない。 これ…

警視庁綾瀬中央署刑事部捜査第一課に配属された新人刑事の一条咲良は、早々に事件の現場に駆り出される。若い女性が首を吊った状態で発見されたアパートの一室で、咲良はすでにこの世にいない…

その店で行われる殺人は、あらゆる証拠が存在しなかった。外傷もなく、体内からも毒物は検出されない。帯川の勤める企業にとって、これほど都合の良い殺し屋はそういなかった。

　舞台は二〇六〇年・『日昇国・ルーナシティー』――高度ICTを導入された近未来型モデル都市。刑事官である『蛍・桜井』は、同じく刑事官で誠実な良き恋人『光・藤堂』、彼の親友でもあ…

【あらすじ】 ◆禁室編 神崎昴流は、自分を含めた五人の【カンザキスバル】(朱春、修晴、栖刃琉、すばる)と【屋敷】で暮らしていた。この屋敷は確かに昴流の生家であるのだが、何故か他の…

能力が蔓延るこの世界、連続殺人鬼として世界から狙われている男【ギルティ】には彼自身にもわからない使命に従い続けている 首都から遠く離れた貧民街、下手をこいて追われている彼の前に一…

20XX年。世はアイドル激戦区時代。 夢叶がリーダーを務めるグループは、激しい競争に苦戦を強いられていた。 もうアイドルになるのは、無理かな…… 苦いことを考えながら今日もステー…

書き殴った様々な現代ファンタジー（も含む）短編小説を載せています。 基本的には、１～２話で終わります。 お好みの作品があれば幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

　舞台は全人類の多くが異能力に目覚めたことにより犯罪件数が大幅に増加し、警察が対処しきれないほどの犯罪が起きた大犯罪時代を経験した世界の現代日本。 　そこでは警察の代わりに犯罪や…

Twitterでアップしていた140字の短編集・ホラー系。 ※直接的ではないですが、全話に死・殺人を匂わす表現あり。苦手な方はお控えください。 ※公開するにあたり、一部の作…