「悲恋」を含む小説

初恋を引きずっていた主人公が、前を向いて歩いていく話。

【全十二話】本編を履修してなくても読めます！ この世界にはペストと呼ばれる、異能力を使う者がいる。力はそれぞれ火・風・水・闇・大地。そのうちいずれか、もしくは複数持つ特殊な人た…

迷い込んだ異世界の大精霊。 時は鎌倉末期。楠公が天子様を奉じた頃。 ずっと前から待ってた……うん、百年とか二百年とか、もっとかも。そういう感じで。 花が綺麗でね。見…

軍人だった夫が戦地で呪いを受け傷病兵として帰還したのは、奇しくも我が国が勝利宣言をした日だった。 かけられた呪いは夫の体を蝕み、姿は醜く変貌して、彼はもはや生きる希望を失っていた…

伯爵令嬢ローズマリーは公然の場で公爵令息ジミーから婚約破棄され、彼が愛する男爵令嬢サマンサに酷い仕打ちをしたという冤罪までかけられる。それを救ったのは王太子ヒューゴである。こうし…

平安時代。中納言家の一の姫である彩姫には日課があった。夕暮れ時に御簾の外に出て、庭を眺めるというもの。 この日も、いつものように乳姉妹である、七里と共に眺めていると、一匹の狐が迷…

「このビールの名前、スペイン語で“星”って意味らしいよ。」 そう、教えてくれたあの人はいつも輝いていて、私はあの人と一緒にいつまでも輝く道を歩けると思っていた。

西暦2523年、人類は宇宙へとその活動範囲を広げていた。 月と地球の間にある宇宙ステーション、通称「エデン」には各惑星から採掘された資源が運び込まれ、精製され各コロニーや地球へと…

戦うスキルがないので、料理人になりました。 ーーーーーーー 「見えるんだ。幽霊《あんた》の、今一番食べたいものが」 　十三歳の諸星流星《もろぼしりゅうせい》は、幽霊が見え…

高校の卒業式の日、俺は付き合っていた彼女に、その全てを打ち明けられた。 ※短編です。 ※上と書いていますが、まだ未定です。

雪が降るクリスマスは、ホワイトクリスマスというの。その雪は、恋人たちへの神様からの祝福なのよ―― その言葉は、もう顔も思い出せない亡き母の言葉。 小学五年生のその日、夏木由利は母…

　ある恋人がいる女性のクリスマスのお話。 　ロマンチックを目指すつもりだったけど、失敗しました。 ⚠️アルファポリス様とエブリスタ様にも投稿しています。 .

◽︎◇◽︎ 　美しき聖夜。 　雪が舞い落ちる聖夜。 　戦場に聖夜なんてものは存在しない。 　戦場は全てを飲み込み、悲しみと絶望のみを残していった———。 ◽︎◇◽

誰にも聞こえない、届かない。 一途な感情《おも》いを叫び続ける観賞魚のおはなし。

僕が片恋に焦がれる、愛しいあの人は人魚姫。今夜、王子を刺さねば泡になって消えてしまう。 だから僕は短剣を握った。愛しい彼女が海へ還れることを願って。 モブ従者→人魚姫の悲恋です…

むかしむかし、氷の精霊と春の精霊が互いに惹かれあうが、触れるものを氷にしてしまう氷の精霊と触れるものを溶かしてしまう春の精霊は、触れあうことができない。 それでも惹かれあうふたり…

クリスマスの日、日羽優也は年上の彼女、月原汐音にプロポーズしようと意気込んでいた。 そんな彼の前に、「天使」と名乗る少女が現れる。 彼女は優也に向けてこう言い放つ。 「このまま…