概要
連れ去れた先で待っていた人はもう……
平安時代。中納言家の一の姫である彩姫には日課があった。夕暮れ時に御簾の外に出て、庭を眺めるというもの。
この日も、いつものように乳姉妹である、七里と共に眺めていると、一匹の狐が迷い込んで来た。
しかもこの狐、普通の狐ではなかった。喋れるのだ。そして彩姫にある提案を言う。
「某と勝負をしてみませんか?」と。
勝負の果てに、彩姫が出会ったのは……。
この日も、いつものように乳姉妹である、七里と共に眺めていると、一匹の狐が迷い込んで来た。
しかもこの狐、普通の狐ではなかった。喋れるのだ。そして彩姫にある提案を言う。
「某と勝負をしてみませんか?」と。
勝負の果てに、彩姫が出会ったのは……。