「家族 短編」を含む小説

*一話完結型の短編小説です。 僕は社会人になるまで、恐らく「普通」に生きてこれたと思う。 だけど、社会人になってからの「普通」は全く違っていた。 何もできない自分に苛立ちが募る…

　フィリーナは、婚約者の護衛に突き飛ばされここが前世の乙女ゲームの世界であることに気が付いた。 　……そして、今まさに断罪されている悪役令嬢だった。 　婚約者は憎しみを込めた目…

妻に先立たれ、たまに家にやってくる姪の息子の博之は最近「もし」の質問をよくする。最初は丁寧に答えていたが、健康で生きているのに段々うっとうしくなってきた。三十にもなって無職で小説…

小学生の「私」は山の上でばばと暮らしている。毎日が楽しくて、嬉しくて、わんわんがもふもふだし、お芋掘りは楽しいし、花瓶の水は毎日替えて怒られて、家に帰ったらわんわんがもふもふする…

つれづれなるままに思いを載せただけの短文です フィクションです

大学祭で販売した文芸部の部誌に載せたものです。

王家カウノディール一族の三人姉妹の姫リリスは家族と仲睦まじく暮らしていた。 しかし、一七歳の誕生日と隣国の王子との結婚を前にした彼女は成金貴族ゲルアノート家の反乱により、家族であ…

生まれつきの病気で入院している少年、佐藤一護。彼は自分が死んだ後、姉である一花がひとりぼっちになってしまうことを恐れていた。 そんなある日、一護は、ひょんなことから出会うことに…

子供に聞かれたママのおはなし。

さびれた商店街に現れた見慣れない雑居ビルと手書きで書かれた『夢のつづきを見にいこう』という張り紙。ビルの二階にはお店があり、そこには怪しげな人物が待っていて……。 主人公が入れ…

………… ニュースです。 本日、柏木峠で自動車事故が発生します。 トンネル出口の路面凍結により急カーブを曲がり切れず、軽自動車一台がガードレールを突き破って転落。 運転手の大和田…

解離性同一性障害を抱えている私の家族はかなりヤバいと思う。家庭環境もかなりヤバいかもしれない。どれほどヤバいか書いてみようと思う。 …ヤバいと思っているのは私だけ！？

今日は埼玉県にある某大学の文化祭。一郎はその大学で働いている妹に会いに、朝から長い道のりを歩いて来た。溺愛する、彼の世界の中心とも言える大事な妹の為に、コスモスの花束を作りながら…

「小説家になろう」さまとの重複投稿です。 短編で、ネコと家族のお話です。

友人とともにクレープを食べているとき、近くのテーブルにいた家族が気になった。子供とお母さんはクレープを食べているのに、お父さんは、無料の水を飲むばかり。その光景は焼き付いて、記憶…

　日付が変わる頃、電車に二人の少女が乗り込んできた。一人は中学生、一人は小学生、とてもこの時間にいていいような年齢ではない。なぜなら彼女には父を殺したという秘密があったから—— …

　綾は高校生の時に学校での人間関係のトラブルが原因で引きこもりになった。精神科医の父親と中学校の教師の母親が説得し たが、綾を立ち直らせることができなかった。それどころか綾は両親…

家族と暮らす匿名（以下、a）の少しだけ怖いお話

　高校生の恵子には明彦という中学生の弟がいる。年末年始の家族旅行で訪れた温泉宿で、恵子は軽い気持ちで明彦に下着泥棒 の濡れ衣を着せるというイタズラを仕掛けた。イタズラを真に受けた…

家族問題に関する短編です。