ウチの家族はヤバい…かもしれない

第1話父について

父は私が物心ついた時から暴君だった。

何もしないのに機嫌が悪いと物を投げる。竹刀で追いかけ回す。下着一枚で家から放り出す。

今でこそ児相案件だ。そして何より父はモラハラ親父なのである。

家族に暴言を吐きまくる。一番の被害者は母であるが、私が解離性同一性障害を抱える一因になったのは父の一言である。

職場で酷いイジメに耐えられなくなり、実家に電話した。辞めたいと。

必死の訴えに対して父の一言は

「我が家の恥晒しめ！！」

だった。私は完全に心が壊れた。