「むかし」を含む小説

むかしむかし、なんとなくの思いつくままブログで書き散らかしていたものです。いまだに完結しておりません(特にオチを決めていたわけではないので・・・) ※カフェ併設の大型書店がオープ…

むかし、むかし。それは、おひさまが家出をして、この世界に昼がなくなってしまった時代のお話です。

　終バスはとうのむかしに出ているはずのバス停のベンチに腰かけているひとりの老女。つい声をかけてしまったのだけど……。

「むかしむかし、あるところに……」これで始まる物語がこの世にいくつあるか、正確な数は誰にもわからない。どこの民話から取り上げられたのか、どの部分を古典映画から拝借しているのか。こ…

昼休み、男子高校生二人が、学校で起きた事件を話していると……

むかしむかし、あるところに、一人の王子様がいました。 はち切れんばかりの腹回りで、飛ばしたボタンは数知れず。歩く根菜喋る豚と城内で馬鹿にされる彼の名前は、パームキン・チャールス…

むかしむかし、その土地では割と名の知れた富豪の家に生まれた、平々凡々な女がおりました。 しかし、まわりに比べあまりにも平凡すぎたがために、身内やその土地の者たちからは軽んじられて…

むかーしむかしある所に、桃から生まれた桃太郎がいた……のは太古のお話。 幾星霜の時を越え、後の世現在、彼の子孫がおりました。 彼の名は桃次郎。 ご先祖様は英雄伝で語り継がれる昔話…

ただ人の心を読める妖怪のさとり。貧困の村を訪れ、百姓の一郎やせつと出会うが心を読むうち人がいちばん恐ろしいことを知る。東北の民話や伝承を小説に。

むかーしむかし。 カニの仇を討つために仲間のカニがサルを倒すために立ち上がった。 その戦いは段々とエスカレートしていき、遂には太陽系を巻き込むほどのスケールにまで発展して――

むかしむかし。人類がまだ、アダムとイヴしかいなかった頃のお話。 アダムとイヴはエデンの園で、神様の庇護のもと平和な毎日を過ごしていたのだが、ある日、そんな平和が乱されてしまう…

「むかしむかし、あるところに、一匹の猫がいました。」 「ある日、空から声が聞こえ、猫はお星様とお話しするようになりました。」 「ある日、お星様は言いました。」 『…君は、星になり…

　むかしむかし、シンデレラという女の子が住んでいました。 　シンデレラは継母と二人の連れ子にいじめまれます。 　毎日のひどい仕打ちに耐えているうち、いつの間にかシンデレラの肉体は…

むかし別の閉鎖済みサイトで書いていた作品をここに移しちゃう！ 残っているものだけね😌

＊ウェブ応募にて第30回電撃小説大賞へ応募しています。 　この先の構想もありますが、こちらで連載予定はないのでそう言った意味で「完結済」としています。 むかしむかし、世界は絶望を…

東京で働く涼太は、年末年始を実家ですごすため近畿地方にある村へ帰省していた。 そこは時がとまったような村で、三年ぶりに帰ってみても何もかわらない閉塞感が充満していた。 この村は、…

　これは筆者である私、コーノが、介護士としてお年寄りの利用者さんからお聞きしたお話です。 　内容はというと、およそ１００年も前の恋バナを、少し色を付けてまとめたノンフィクションで…

今年成人式を迎えた娘がまだ産まれたてのころ。男性の育児休暇制度が作られました。 ベビー用品メーカーのシステムエンジニアだった僕は狙って２番目に申請し休暇をとりました。 なぜ２番な…

　遠い宇宙から樹木型宇宙船に乗ってやってきた、ハイエルフ。 　彼女らは打ち捨てられたはずの惑星で謎の発光現象を発見し、地表への着陸を敢行する。 　そこで彼女らがみたものは―― …

むかしむかし、ある所に仲の良い兄と妹が暮らしていました。 あるとき悪い司教に妹が襲われそうになり、それを兄は助けようとしました。 しかし司教は獣落ちの術式を使い兄を獣落ちさせよ…