さるべーじちゃん！

予感

あなたに会える気がした

そう思えたのは目覚めてからで

眩い白　ダイヤのように輝いている

行先を見つめれば　現実は残酷で

凍えた夜　来る日に怯えている

この世界が想像で作られていたなら

どの辺りにいるんだろう？

終わりはどこ？

夢の中のあなたはドレスに身を包んでいた

緑色のレースを咲くみたいに散りばめてさ

情熱的な薔薇の色と蝶を誘う甘い香り

張り詰めるような笑顔を

浮かべ　どこにいるんだろう

この暗い道の先であなたに会えるなら

何を用意しておこう？

いつでも構わないから

世界――そう、私たちはひとり

誤魔化してみても、

触れあえるのは今だけだから

たとえこの命、燃え尽きる前でも

きっと救われてる。

そんな予感でいっぱいなんだ

世界はひとり

あなたは生まれてる？

それなら走って　きてくれるかな

予感はひとつ

ずっと胸に抱いて……

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2015年1月頃作