「おれ」を含む小説

「祖父によれば鶏の世話くらいたしなみとのことだったが、ようするにひまな男たちのひまつぶしだった」 今より少しだけ未来の日本。女たちは出稼ぎに行き、残された男たちは闘鶏くらいしか…

　お隣のお姉さんに思いを寄せるヘタレ青年のお話です。 　あとタレ目で体格が良くて下まつげの長いなんか変な色香のある大型犬みたいな悪友も出ます。 【お題】「書き出しが『○○には三…

この春から大学生となるおれは、一人暮らしをするために住宅の内見に出掛けた。 そこで出会った不動産業者の中田さんが大学のOGであったことから、妙な信頼を持つようになっていった。

じゃんけんの神様がいる村に生まれた俺。 右腕には、愛し子の証明の印があった。 しかし、神はいつもニヤニヤとふざけた笑みで『じゃんけんしよう♡』と現れ、俺を不幸に落としていく。 全…

──✕✕が、死んだよ。 幼馴染からの留守録でそれを聞いて、おれは仮想空間へと飛び込んだ。 ──T-Rex、あなたがやったんだろう……？ 自分を受け入れてくれたあの人のことを、…

ある日の放課後、僕等しかいないがらんどうの教室で、不意に友人がそんなトンチキなことを言い出した。

俺、天海翔琉は陰キャぼっちの高校生だ。 俺は美人な生徒会長をナンパから助けると、何故か懐かれてしまった！ 一体おれの学校生活はどうなるんだ！？

目が覚めると、そこは見知らぬ樹海——。 ここは…地球じゃない…。 憶えているのは、頭の中で響いたあの不気味な声。 森をさ迷っているところを異民族に捉えられ、拘束される。 牢の前に…

空を描く少年たちのお話 ある楽曲たちがモチーフになっています。 わかった方はおれと握手！！！

高１の夏休み中盤。佐藤良太（さとう りょうた）はひょんな事から、ある大企業が開催している『変態矯正プログラム』にサポーターとして参加する事になった。 彼含む男女３人ずつが、山奥…

　本能寺で賊軍を存分に斬り伏せた信長は、業火に焼かれる仏像を見ながら「人生五十年、か」と不敵に笑う。 　その瞬間、土台が焼け落ちた仏像が信長へと襲いかかる。 「是非も無し」――…

祖国のために、沖縄沖で馬鹿みたいに機銃の弾が飛んでくる中、特別攻撃隊（とくべつこうげきたい）の役目を果たし。確かに輸送駆逐艦へ突っ込んだ。米兵達は、もうすでに我が国へ上がり込んで…

禍月千景はおれの友達でなんでも許してくれるから、だから殺そうと思った。

「雛祭ちかな（ひなまつりちかな）」は、おれのクラスのまじめ女子。 対して、おれ「鯉幟大知（こいのぼりだいち）」はクラスのモブ。ラノベ好きなオタクだ。 おれと雛祭さんは、同じク…

ウェブ小説を書き始めた友人は、早逝したおれを悼んで主人公にした。 ※この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています。

高校三年生の「おれ」は、上手くいかないまま無為に消費する毎日の愚痴を、掲示板で吐き出すことだけが息継ぎだった。 ある時、限界まですり減らした心のままに、「おれ」は不可逆の選択をす…

何かかがおかしい理解不能の蠕動異物がお前らの首に手をかけて喉仏を押し込む そんなお話がをお届けできたいればなと！ 宜しいくてで、お願いがしくたてしたいです！ がんばったましてして…

先輩、と呼べるのは大陽だけだった。本当は野村太陽で「'」のつく太い方の太陽だけど「俺は太い男じゃなくて大きい男になりたいんだよ」と言っていたし、いつも名前を書くときは「大陽」だっ…